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ISE WebpackのテキストエディタとしてVSCodeを使う

Last updated at Posted at 2022-02-20

はじめに

いきなりですが,LinuxにインストールしたISE Webpackでは日本語入力が使えません.加えて,日本語を表示することもできませんでした(日本語フォント使っても出なかった).本記事では,その問題を解決しようと試行錯誤した結果,そもそも別のエディタが使えることに気づいたところから始まります.
LinuxへのISE Webpackのインストール方法はこちらから

VSCodeの設定

一応,VSCodeでどんな設定をしたかを軽くご紹介します.そこまで特別なことはやってないです(VSCode側からでもビルドできる設定も今後紹介するかも?).環境はUbuntu 21.04です.

VSCodeのインストール

基本的にはここに載ってる方法で良いと思います.
Debianパッケージを直接落とします.

cd $(mktemp -d)
wget -O vscode.deb https://code.visualstudio.com/sha/download?build=stable&os=linux-deb-x64
sudo apt install -y ./vscode.deb

拡張機能のインストール

そのままVerilogのファイル(.v)を開くと,Syntax Highlightingなしのテキストな見た目になってしまうので,拡張機能を入れます.色々ありますが,僕が入れているのはこちら.

image.png

カスタムエディタの設定

[Edit] -> [Preferences...] -> [ISE General] -> [Editors]を開くと,次のような項目が出てくると思います.

image.png

ここのEditorをISE Text EditorからCustomに変更して,好きなように変更します.開く対象のファイルは$1に展開されるので,例としてgvimを使うときは次のようになります

gvim $1

終わり

VSCode向け設定

じゃあ,code $1で終わりやん!と思いましたが,これだけでは起動しません.冒頭で紹介したISEのインストール方法を用いた皆さん,もしくは,USB-DRIVERを適切に設定している皆さんは少し工夫が必要です.
端的に言うと,環境変数LD_PRELOADが設定されている状態だとVSCodeが起動しなくなります.ということで,それを回避するスクリプトを書きましょう1 2

下記を実行すると,~/scripts/isecode.shに起動用のスクリプトを作成できます.

mkdir -p ~/scripts      
echo '#!/bin/bash\nLD_PRELOAD="" code $(dirname $1) -g $1' > ~/scripts/isecode.sh
chmod +x ~/scripts/isecode.sh

これが設定できたら,あとはISE側の設定を変えるだけです.お疲れ様でした.

image.png

  1. スクリプトなんか書かなくてもLD_PRELOAD="" code $1 とかでいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが,ISEがどうやらこの構文を受け付けてくれないみたいです.

  2. LD_PRELOAD="" code $1 でも良かったのですが,せっかくなのでワークスペース扱いで起動できるように,LD_PRELOAD="" code $(dirname $1) -g $1 を指定します.ディレクトリを開く対象に指定し,Gotoとしてファイルを指定します.

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