現象
Windows10 LTSB 2016でインターネットショートカットを開くと、空白ページが表示されてしまう不具合があるようです。
Windows10 LTSB 固有というよりは、LTSB 2016のベースになっているWindows 10 Version 1607由来のもので、その後アップデート実施した本家Windows10では解消している模様。
そして当該不具合がLTSBだけにそのまま残った、という感じのようです。LTSBには不具合のアップデートも実施されないのか、2017/12/05時点でそのままのようです。
1.原因
「インターネットショートカット(拡張子.url)」ファイルが関連付けされた「インターネット ブラウザ(ieframe.dll)」でエラーが発生している。正常な動作ではその後既定のブラウザ(Internet Explorer等)で指定されたURLが開くはずだが、空白のページだけが開いている。
2.対策
インターネットショートカットファイル(.url)の既定のプログラムをInternet Explorer等に変更し、ブラウザで直接インターネットショートカットを開く。
3.設定手順
1.「コントロールパネル」→「既定のプログラム」を開く
2.「ファイルの種類またはプロトコルのプログラムへの関連付け」を選択
3.「ファイルの種類またはプロトコルを特定のプログラムに関連付けます」が表示されるので、一覧から「.url」を探す。
4.「.url」を選択。当該項目について「既定のプログラム」が「インターネット ブラウザ」になっていたら、「プログラムの変更」を選択
5.「今後の.urlファイルを開く方法を選んでください。」が開く。候補として「インターネット ブラウザ」「ストアでアプリを探す」が表示される。「その他のアプリ↓」を選択
6.「その他のアプリ↓」欄が展開したら、「Internet Explorer」等、ショートカットを開きたいブラウザを選択し、[OK]を押下
7.「.url」の既定のプログラムが「Internet Explorer」等、ショートカットを開きたいブラウザに変更されれば完了
補足
「ファイルの種類またはプロトコルのプログラムへの関連付け」以外にもアプリと拡張子を関連付けする方法は存在するが、上記手順を実施する理由は以下の通り
- 「設定」→「アプリ」→「既定のアプリ」から更新を試みた場合
「.url」ファイルにに関連付けるアプリの候補に「インターネット ブラウザ」と「ストアでアプリを探す」のみが表示される。このため、IE等のブラウザを既定のアプリとして選択できない。
- 「コントロールパネル」→「既定のプログラム」→「既定のプログラムを設定」から更新を試みた場合
「すべての項目に対し、既定のプログラムとして設定する」「既定でこのプログラムを開く項目を設定する」いずれを選んだ場合も.urlのみ変更できず、「インターネット ブラウザ」が選択されてしまう
以上
参考:Anniversary Updateしたらインターネットサイトのショートカット(.urlファイル)が開けない【Ver1607】