今回は、ConohaVPSにMastodonをインストールしたので、そのときの注意点をまとめておきます。
チュートリアルページは?
ConohaVPSがあまりマニュアル周りのアップデートを行っていないのか、どれが今見るべきマニュアなのかよくわからない状態になっていました。
2020/05/12時点では、
「https://support.conoha.jp/v/mastodon/?btn_id=v-startupscript_controlpanel-sidebar_v-mastodon#01」
がMastodonのマニュアルとして正解っぽいです。
このページの「こちらの項目については2018/11/06以降にMastodonイメージからVPSを作成された方向けのものとなります。」と書いてある方を参考にしてください。
ただ、メールサーバーの設定がこのページには書いていません。
メールサーバーの設定は
「https://support.conoha.jp/v/mastodonconoha/」
を見ながら設定してください。
注意点
独自ドメインの設定方法
DNS周りの情報が書いてなかったので、付け足しておきます。
お名前.comなどで取得した場合は、まずConohaVPSの管理画面サイドバーの「DNS」から「+ドメイン」で、取得済みのドメインを入力してください。
取得したら、そのドメインのDNSレコードを設定する必要があります。
Aレコードで、名称@、TTL3600、値はVPSのIPアドレスを入力してください。
また、お名前.comから利用するネームサーバーをデフォルトのものから、ConohaVPSで表示されているネームサーバー(ns-a1.conoha.io)に変更してください。
バージョン違い
ConohaVPSのマニュアルは、Mastodonのバージョンが「2.6.0」になっています。
ただ、実際にインストールされているバージョンは「2.6.5」となっています。
そのため、マニュアル通りにやってもうまくインストールできません。
変更部門
3. Mastodonの設定
マニュアルの「3.Mastodonの設定」項目で、実行するコマンドが記載されています。
sudo su - mastodon
bash
cd ~/live
RAILS_ENV=production ~/.rbenv/versions/2.6.0/bin/bundle exec rake mastodon:setup
これだと、デュレクトリがないと怒られるので
sudo su - mastodon
bash
cd ~/live
RAILS_ENV=production ~/.rbenv/versions/2.6.5/bin/bundle exec rake mastodon:setup
と変更して入力してください。
4.Mastodonのデーモン化
マニュアルの「4.Mastodonのデーモン化」項目で、3つのファイルを作成するように指示されています。
こちらも、バージョン違いなので、こんままだとアクセスしたあとにエラーが発生していしまいます。
/etc/systemd/system/mastodon-web.service
ExecStart=/home/mastodon/.rbenv/versions/2.6.0/bin/bundle exec puma -C config/puma.rb
を
ExecStart=/home/mastodon/.rbenv/versions/2.6.5/bin/bundle exec puma -C config/puma.rb
/etc/systemd/system/mastodon-sidekiq.service
ExecStart=/home/mastodon/.rbenv/versions/2.6.0/bin/bundle exec sidekiq -c 5 -q default -q pu
を
ExecStart=/home/mastodon/.rbenv/versions/2.6.5/bin/bundle exec sidekiq -c 5 -q default -q pu
と変更してファイルを作成してください。
以上が注意点です。
ConohaVPSさんが、このqiitaに気付いてメンテナンスしてくれることを祈ります。
以上
おわおわり