とある Mastodon インスタンスで、知り合いが「定期的に『ぽんぽこ』とトゥートするだけの bot」を動かしていたのですが、使用していた bot サービスがうまく動かなくなったらしくしばらく死んでいました。
先日その bot について話題になったので、その bot アカウントの持ち主に「ほんなら手前で bot 作ってぽんぽこさせればええやん」と話をつけて共同でそのアカウントを動かすことにしました。
はい。
早速1手製の bot を作り2動かしていたのですが、鳴く間隔を乱数で決定しているため次にいつ鳴くかがわからないという問題がありました。 いや、別にわからなくても大した問題はないんですがなんとなく知りたいと思った。 思ったんだよ。 仕方ないだろ。
それでいかんすべきかと考えていたところ、そういえば私のスマントホホには以前やんごとなき事情でインストールした Pushover が入っていたのを思い出しました。 これを使ってスマホに好きな文章を通知させればええやん3。
そもそも Pushover とは
Pushover は Push 通知を利用します。 以上です。 ゴミアプリかな? 何もしないアプリとか Virus Shield で十分
普通のスマホアプリはなんらかのメインの機能があって、その機能の一部として Push 通知を扱います。 しかし、Pushover は Push 通知を送ることそれ自体をメインの機能としています。
どういうことかと言うと、Pushover は Push 通知を送るためのシンプルな API を提供しており、これを叩くことで任意の Push 通知を Pushover から打てるようになっているのです。 画面や設定内容も Push 通知に特化しています。 寝ている間は音鳴らすなみたいな設定も当然あります。 ゴミアプリじゃなかったよ!
ちなみに有料です4。
手順
先述したとおり Pushover 自体は入手済みのため、インストールとかアカウント登録とかは省略いたします。
アプリの API キーを発行する
公式サイトにログインし、Your User Key をメモ。 つづいて画面上部の“Apps & Plugins” > “Create a New Application / API Token”からアプリの新規作成画面へ。
アプリ名、任意ですが説明、URL、アイコンを設定。 利用規約と API ガイドを読まずに読んでチェックボックスをオンにして、“Create Application”ボタンを押下します。
これで API キーの発行は完了なので、これもまたメモしておきます。
API ライブラリを入手する
超高速ぽんぽこマシン弐号機5は Python で書いていたので、Python 用の API ラッパライブラリを入手します。 慣れてる人なら直で叩いてもいいんでしょうが私は慣れてないです(全ギレ)。 アマグラマでも主役を張れるって証明したい。 努力できないまま努力できる連中に勝ちたい。
$ pip install python-pushover
パッケージ管理がある言語はいろいろと楽ですよね。
コードを書く
最後に超高速ぽんぽこマシン弐号機に Push 通知のためのコードを書き加えていきます。 といってもラッパライブラリを使ってるので脳死です。 チョロ甘ですね。
import pushover
# 省略
# メモしたやつをここに
po_user_key = ""
po_api_token = ""
# 省略
po_client = pushover.Client(po_user_key, api_token = po_api_token)
# 省略
po_client.send_message(F"次のぽんぽこは約 {next_hour} 時間 {next_minute:02} 分後です", title = "ぽんぽこしました")
Result
成し遂げたぜ。
所感
割と手間なく通知できるのでいろんなものに活用できそうだと思った(KONAMI 50th 感)。
タップで URL 開いたりとかいろいろできるらしいしアイデア次第ですね。
最後に
ぽんぽこの取り扱いには十分注意しましょう。