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WSL2にCentOSをインストールする方法

Last updated at Posted at 2022-05-10

はじめに

こちらでは、WSL2にCentOSを導入する方法について解説していきます。
なお、こちらの動画を参考にさせていただいています。動画の方が分かりやすいという方は、そちらをご覧ください。

環境

  • Windows11
  • WSL2 (デフォルトディストリビューション : Ubuntu 20.04.3 LTS)
  • Docker Desktop
  • cmd (コマンドプロンプト)

注意

こちらでは、Dockerを使用した導入方法を紹介しています。
Dockerを使用しない方法をお求めの方は、別の記事を参考にされることをオススメします。
それではさっそくやっていきましょう。

導入方法

まずは、コマンドプロンプトを起動していきます。
起動したら、以下の手順で進めていきます。

CentOSのDocker imageをpullする

今回は最新バージョンを使用します。

$ docker image pull centos:latest
latest: Pulling from library/centos
a1d0c7532777: Pull complete
Digest: sha256:a27fd8080b517143cbbbab9dfb7c8571c40d67d534bbdee55bd6c473f432b177
Status: Downloaded newer image for centos:latest
docker.io/library/centos:latest

CentOSのコンテナを作成する

デフォルトシェルをbashとして、CentOSのコンテナを作成します。

$ docker create -i centos bash
88e7e1b4a61f309cb198630f9c370c47f7afa731ecc4ddf675f6ac648fb933af

tarファイルにexportする

docker exportは、コンテナをtarファイルにexportするコマンドです。コンテナは、コンテナID(はじめの4文字でいい)で指定します。

$ docker export 88e7 > centos.tar

tarファイルをWSL2にimportする

wsl --importの後には「ディストリビューション名」「import先のディレクトリ名」「import対象のファイル名」を指定します。

$ wsl --import Centos8 ./CentosImage/ centos.tar

これで、./CentosImage/ 配下にext4.vhdxがインストールされます。

CentOSを起動する

ここからは、CentOSを起動してOS情報を確認していきます。

$ wsl -d Centos8

インストールしたCentOSの情報を確認する

[root@username]# cat /etc/centos-release
CentOS Linux release 8.4.2105
# CentOSからログアウトします。
[root@username]# exit
logout

CentOSをデフォルトディストリビューションに設定する

Ubuntuのままでいい方はこの操作は飛ばしてください。

$ wslconfig /s Centos8

WSL2にインストールされているディストリビューションを一覧表示する

$ wslconfig /l
Linux 用 Windows サブシステム ディストリビューション:
Centos8 (既定)
docker-desktop-data
docker-desktop
Ubuntu

CentOSが追加されており、デフォルトディストリビューションに設定されていますね。

再起動する

最後に、WSL2ターミナルを再起動すればCentOSが追加されているはずです。
以上で解説は終了です。お疲れ様でした~。

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