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はじめに

 キーボード自作の際に、QMK Firmwareを入れ直した。

 その際に「"QMK Toolbox.app"が悪質なソフトウェアかどうかをAppleでは確認できないため、このソフトウェアは開けません」というエラーメッセージがでてQMK Toolbox.app(QMK toolbox;QMKファームウェアベースの自作キーボードに搭載されたPro MicroにQMK Firmwareのhexファイルを書き込むためのGUIソフトウェア[1])を開くことができなかった。

 こういった場合には、「システム環境設定」-> 「セキュリティとプライバシー」で設定を変更して対処できることが多いが、今回はうまくいかなかった(勘違いかもしれませんが、、、)。

 googleで検索すると、spctlコマンドで許可を与えてQMK toolboxを開けるということがわかり、実際にやってみてうまくいった[2]。

 自作キーボード界隈でspctlコマンドはあまり話題にならないので記事にすることにした。

環境

macOS; version 11.3
zsh; zsh 5.8 (x86_64-apple-darwin20.0)
QMK Toolbox; Version 0.1.1 (0.1.1)

spctlコマンド

 spctlはmanによると、'SecAssessment system policy security'の略らしい。

使い方は以下[3][4][5]。

#すべてのアプリケーションを許可
sudo spctl --master-disable

#元に戻す
sudo spctl --master-enable

[1]Helix 自作キーボード製作記 (その3) │ Rephtone, https://rephtone.com/electronics/helix-keyboard-part3/
[2]"QMK Toolbox.app”が悪質なソフトウェアかどうかをAppleでは確認できないため、このソフトウェアは開けません。 - :wq, https://scrapbox.io/ima1zumi/%22QMK_Toolbox.app%E2%80%9D%E3%81%8C%E6%82%AA%E8%B3%AA%E3%81%AA%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%8B%E3%82%92Apple%E3%81%A7%E3%81%AF%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%81%E3%80%81%E3%81%93%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%81%AF%E9%96%8B%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%80%82
[3]Gatekeeperの許可リストにアプリを追加するターミナルコマンド | Macの手書き説明書, https://mac-tegaki.com/basic-usage/gatekeeper-command.html
[4]macOS Sierraで「すべてのアプリケーションを許可」の設定を復活させる | Macの手書き説明書, https://mac-tegaki.com/basic-usage/sierra-mac-app-store-permission.html
[5]Mac - すべてのアプリケーションの実行を許可 | PC設定のカルマ, https://pc-karuma.net/macos-sierra-allow-apps-from-anywhere/

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