[Swift]QiitaのAPIを叩いて記事を取得して表示するサンプルアプリを書いてみたその3 #Swift

[Swift]QiitaのAPIを叩いて記事を取得して表示するサンプルアプリを書いてみたシリーズの続き。

概要

[Swift]QiitaのAPIを叩いて記事を取得して表示するサンプルアプリを書いてみたその2を書いてからSwift3.0が公開されて、サンプルが動かなくなっていました。
いまでもストックされることがあるので、メンテナンスもふまえて、記事にしました。
ついでに、ソースコードもリポジトリを独立させました。

あ、記事は私が失敗した手順で書いていくので、同じ手順でやると失敗します。

正しい手順は

CocoaPodsのアップデート（--pre忘れずに）
Podsを更新
Xcodeのプロジェクトファイルを開いて、Swift3.0にコンバート
エラーを修正する

です。

Podsを更新

CocoaPodsでインストールしたライブラリもSwift3.0対応されているので、まずはライブラリの更新から。

PodFileを更新。

PodFile

source 'https://github.com/CocoaPods/Specs.git'
platform :ios, '9.0'
swift_version = '3.0'  
use_frameworks!

target 'QiitaAPISample' do
    pod 'Alamofire', '~> 4.0'
    pod 'ObjectMapper', '~> 2.2.0'
end

target 'QiitaAPISampleTests' do

end

target 'QiitaAPISampleUITests' do

end

Xcodeのプロジェクトファイルを開いて、Swift3.0にコンバート

QiitaAPISample.xcworkspaceをXcode8.1で開くと、「コンバートするかい？」と聞かれるので、CocoaPodsで入れたライブラリのチェックを外してコンバートを実行する。
なんかこの時点でエラーになってるけど、そんなもんだと思って、気にしないことにする。
Swift3.0移行に伴って、Deployment TargetのバージョンもiOS9.0に変更。
サンプルなので好き放題。

エラーを修正する

さて、ここまでくれば表示されているエラーを修正すれば、移行は完了！
と思ったのだが、おかしなことに気づく。

ライブラリのSwiftのバージョンが古いというエラーが出ている。

Use Legacy Swift Language Version （略）

そんなことはないはずなんだけど…

模索してみた

ひとまずおかしくなったことは確実なので、最初からやり直す。
下記のissueを参考に模索してみた。
https://github.com/Alamofire/Alamofire/issues/1526

CocoaPodsのアップデート

コマンド

sudo gem install -n /usr/local/bin cocoapods --pre

インストールされたバージョンは、1.2.0.beta.1。

念のため、podのリポジトリを新しくしておく。

コマンド

pod setup

PodFileを修正

Podsディレクトリを削除して、pod installしたら、入れたいバージョンより前の物が入ってしまったので、バージョン指定した。
上に書いたものはバージョン指定済のものを記載。

DerivedDataの中身を削除

/Users/(name)/Library/Developer/Xcode/DerivedDataの中身を削除

Xcode8.1で開き直す

コンバートするかい？と聞かれるので、コンバート。
Deployment Targetのバージョンがおかしいよと言われるので、PodsのDeployment TargetもiOS9.0に変更。

CocoaPods絡みのエラーが解消

一安心。
たくさん英語を読みました。

Swift3.0に移行したことによるエラーを修正

コンバートしたことによるエラーもちらほらあったけど、Xcodeの言うとおり直せばOKでした。

一番悩んだことだけ紹介。

import Alamofire
import ObjectMapper

class APIClient {

    func getAllItems(_ success: @escaping (([Item]) -> Void)) {
        let urlString: String = "https://qiita.com/api/v2/items"

        Alamofire.request(urlString).responseJSON { response in
            switch response.result {
            case .success(let value):
                if let items = value as? [[String : Any]] {
                    var resultItems: [Item] = []
                    for item in items {
                        // ここ！
                        resultItems.append(Mapper<Item>().map(JSON: item)!) 
                    }
                    success(resultItems)
                }

            case .failure(let error):
                print(error)
            }
        }
    }
}

map(JSON: item) というように、ラベルをいれなければいけないことになかなか気づけなかった。

ソースコード

Githubにあげました。
https://github.com/macneko-ayu/QiitaAPISample

まとめ

簡単にできるだろうとたかをくくっていた結果、痛い目を見ました。
Swift詳しい人ならさくっとできるのだろうか。

[Swift]QiitaのAPIを叩いて記事を取得して表示するサンプルアプリを書いてみた その3

概要