はじめに
Bizrobo!のKappletを使用する際、v11以降になるとユーザーに権限の設定が必要になったようです。
色々調べてみたところ、権限が設定できる箇所は3つあり、それぞれ4種類の権限が選択できました。
それとは別に、MCの方でもKappletに関する2つの権限から選択する必要があるようなので、権限のパターンは128パターンとなり、とても把握するのは難しいです。
そこで、利用手順書を見てみると、異なる権限が設定されている場合には上位の権限が優先されると記載がありました。
つまり、128パターンの中でも、同様の挙動となる権限設定が存在するということになります。
それらを全て重複として数えると全部で10種類というところまで絞り込めました。これなら把握しきるのも難しくなさそうです。
参考:BizRobo! Basic Kapplets管理手順書(11.x 共通) 旧:利用手順書
この記事では、設定項目の種類と設定箇所と、私が調べた10種類の権限の中で実用性がありそうな権限設定を紹介します。
目次
Kapplet内で権限が設定できる箇所
①ユーザー画面のグローバルメンバーの権限
⇒ユーザーの編集画面からのみ編集可能
②ユーザーグループ画面のグローバルメンバーの権限
⇒ユーザーグループの編集画面からのみ編集可能
③ワークスペースに対するユーザーグループの権限
⇒ユーザーグループの編集画面と、ワークスペースの編集画面の両方で編集可能
Kapplet内で設定する権限の一覧
①管理者
(Kappletの実行、Kappletとテンプレートの作成、ユーザーグループへの権限設定)
②開発者
(Kappletの実行、Kappletとテンプレートの作成)
③ユーザー
(Kappletの実行)
④なし
MC内で設定する権限
①Kapplet Administrator
②Kapplet User
実用性がありそうな権限
<adminユーザーと同じように、Kapplet内の全ての操作が行うためのユーザー>
MC上の権限:全てのプロジェクトにKapplet Administrator
Kapplet上の権限:
①ユーザー画面のグローバルメンバーの権限
⇒管理者
②ユーザーグループ画面のグローバルメンバーの権限
⇒管理者
③ワークスペースに対するユーザーグループの権限
⇒管理者
<自身が所属しているプロジェクトの全ての操作を行うためのユーザー>
MC上の権限:Kapplet Administrator
Kapplet上の権限:
①ユーザー画面のグローバルメンバーの権限
⇒なし
②ユーザーグループ画面のグローバルメンバーの権限
⇒なし
③ワークスペースに対するユーザーグループの権限
⇒開発者
<自身が所属しているプロジェクトのKappletを実行するためのユーザー>
MC上の権限:Kapplet User
Kapplet上の権限:
①ユーザー画面のグローバルメンバーの権限
⇒なし
②ユーザーグループ画面のグローバルメンバーの権限
⇒なし
③ワークスペースに対するユーザーグループの権限
⇒ユーザー