はじめに
オンボーディングで学んだことを、自分のtimesに投稿する形でまとめていたのですが、どうも見辛い...ということで試行錯誤した結果、canvasにまとめてみたら綺麗に整理できたので共有したいと思います。
canvasとは?
slack公式の説明はこちら
canvas は、チームとして整理、連携、情報共有を行うためのツールです。Slack ワークスペースと全面的に連携しています。Slack の使い慣れた機能を使って canvas の作成や編集が行えます。コンテンツの書式設定を直観的に実行し、チームの仲間を直接メンションして、どの会話でも情報を共有できます。
つまり、slack内で自分のノートを、任意のメンバーとだけ共有できるツールです。
共有の範囲については、「自分だけ見る/編集が可能」「チャンネル参加者は全員見ることができるが編集できない」「特定のメンバーだけ編集可能」といった様々な設定が可能です。
また、コードブロックやチェックリスト、段落分けなど、メモやノートを取るのに必要な機能は一通り備わっています。
使用感はnotionに近く、学生時代少しnotionを使っていた私には非常に使いやすい機能でした。
timesからcanvasへ
オンボーディング開始当初は、インプットした内容をtimesへの投稿でまとめていました。しかしtimesの場合、フォルダにまとめることはできるものの、画面上部にフォルダが何個も...となると非常に見にくいし、学び以外の日常的なつぶやきもあって流れやすいため使いづらさを感じていました。
そこで注目したのがcanvasという機能。画像は実際に私のtimesにあるcanvasの一部です。
その日にやったことが綺麗に整理されています(と私は思っています)。
さらに日付の部分もcanvasとなっていて、クリックすると...
タスク管理をするためのcanvasが開きます。
このように、canvasの中にcanvasを入れ込むことができ、情報が見やすく整理できるわけです。
ここからは、実際に使ってみて感じたメリットを詳しく紹介したいと思います。
メリット1.インプット情報が綺麗にまとめられる
canvasには見出し機能があり、その見出しの範囲で縮小することができます。
例えばこのようなcanvasがあったとして
大見出しを縮小すると、大見出し以下の見出しはすべて格納されます。
同じ大きさの見出しまでの範囲だけが縮小されるので、中見出しが二つある場合に片方の中見出しを縮小すると
このように次の中見出しまでが格納されます。
この見出しを有効活用することで、インプットの内容が整理され、自分で後から振り返りやすい資料を作ることができます。
また、簡単な表を作ることもできるので、表にまとめたいときにも非常に便利です。
メリット2.共有の範囲を選べる
canvasは、閲覧権限と編集権限をそれぞれ設定することができます。
ちょっとしたメモや、他人に見せるほど精査できていないメモがあるとき、
timesに投稿してしまうとチャンネルを知っている人が全員閲覧できてしまうし、かといってGoogleDocumentに書くと、情報を整理する場所が複数になってしまうので管理が大変になってしまいがちです。「このメモtimesに書いたっけ、documentに書いたっけ...」となってしまうのは容易に想像できます。
canvasで一元管理し、権限だけを切り替えれば、見せたくないcanvasは自分だけが見ることができるようにできますし、後から共有したくなった時も権限を変更するだけで済みます。
さらに、編集権限を与えることができるので、「意見が欲しい!」とか「訂正があれば教えてほしい!」といったときに他の人にすぐに編集してもらうこともできます。
メリット3.slackのワークフローが使える
canvasのもう一つの利点は、ワークフローの型が用意されているということです。
以下は私がいま利用しているワークフローです。このワークフローでは、毎日8:15に、自動的に罫線(ー)を引き、そのあとその日の日付のcanvasを自動生成してくれる、というもの。
そしてそのcanvasの中身は、先ほどのタスク管理のcanvasになっています。
他にも、canvasに関するワークフローは様々な機能が用意されているので、他のツールと併用するよりも自動化を簡単に行うことができます。
さいごに
以上が、新卒エンジニアの私がcanvasをいろいろと試してみて感じたメリットでした。
インプットの内容をまとめるためにtimes,Googledocumentも使ってみたのですが、今のところcanvasが一番自分に合っているように感じています。
ただしワークフローについては、自動作成したcanvasは他の人が閲覧できない(閲覧権限がオーナーのみになっているため)といった欠点もあるので、まだ改良の余地がありそうです。
今後もcanvasについて良い使い方、面白い活用方法を思いつけば更新していきたいと思います。