私は、社会人になって3~4ヶ月目くらいから、できるだけ早起きして仕事をする、いわゆる「朝活」を始めました。
現在は大体7時~8時に出勤して、残業した日でも19時には終えるような生活リズムで仕事をしています。
働くベストな時間帯というのは人それぞれ異なりますが、新人のうちは特に、朝型の生活が仕事の効率を高めてくれると感じています。この記事では、私が感じたメリットについてお話したいと思います。
質問や相談のチャンスが増える
これは特に、業務の中でわからないことや行き詰ってしまうことが多い新人の方にとっては大きなメリットだと思います。
例えば10時から勤務を開始した場合、午前中にミーティングが多く入りがちで、自分の作業が進まないこともしばしば。必然的に作業開始は午後からとなり、疑問点が生じても相談タイミングが不規則で、場合によっては相談相手が捕まらず、待ち時間が発生することもあります。
では、勤務開始を2時間早めて8時スタートにした場合はどうでしょうか。(私はですが、)朝のミーティングは10時頃から始まることが多いので、少なくとも1時間以上作業時間を確保できます。疑問点をリストアップしておけば、ミーティング中に相談し、午後に時間をとってもらうよう依頼することができます。相談を受ける側も具体的な予定があると、準備がしやすくなるはずです。
また、夜遅くに質問をするのは心理的な抵抗を感じがちです。相談相手が既に退勤していることも考えられ、タイミングを逃してしまうこともあります。さらに、相談までの時間が長引けば、質問の解像度が下がり、内容を思い出すのにも時間がかかります。
しかし、早朝から勤務すれば、たとえ残業したとしても夕方で対応できる方も多く、比較的質問しやすい環境になります。1時間早くするだけでも、質問できる機会が増え、仕事の効率は向上するはずです。
タスクを区切りまで進めやすくなる
残業することを推奨したいわけではありませんが、やりたいタスクをやり切ってしまいやすくなるというのもメリットの一つです。
10~19時が定時だと、2時間残業すれば21時です。ちょっとやってしまいたいな...というタスクをやるには疲労がたまってくる時間帯ではないでしょうか。
8~17時が定時であれば、2時間残業しても19時。もう一仕事やってしまいたい!と思って頑張れる時間かと思います。
退勤後に心理的な余裕ができる
これは超個人的主観によるものですが、17~24時の7時間と、19~深夜2時の7時間であれば、前者の方が心理的な余裕を感じます。早めの時間の方が、買い物や外食、ジムに行く、というような外出する用事がしやすいのではないでしょうか。眠くなってくる深夜よりも、20時くらいの方が勉強も捗るでしょう。そして何より、早く終わった気がして少々お得感があります。仕事時間外のQOLも仕事のモチベーションにも直結します。ある意味これが一番のメリットかもしれません。
おわりに
もちろん、「朝活」はだれにでも効果的なものではないと思います。夜型で生産性が高い人もいるでしょう。
一番重要なのは、生活リズムを一定にすることです。その生活リズムを整える方法の一つとして、是非「朝活」を試してみていただければと思います。
Note:医学的根拠はあるのか...?
ちなみに、早起きすることに医学的なメリットがあるのかというと、実は、それ自体にメリットはあまりありません。かつては「午後10時から午前2時が睡眠のゴールデンタイム」などと言われていましたが、最近の研究でそれは誤りで、重要なのは睡眠の質と時間であることがわかっています。
しかし、朝早く起きつつ、睡眠時間を確保しようとすれば、おのずと早く寝る必要があるため、決まった時間に寝て、決まった時間に起きるという生活サイクルの確立につながるでしょう。
生活リズムが一定になることが健康に良い影響を及ぼすのは間違いないので、副次的に健康になる効果も期待できるかもしれません。