ユーザー定義関数とは
繰り返し使用する処理や、コード全体を見やすくするために使用します。
また、**「自作関数」**とも呼ばれ、自分で作成する関数です。
ユーザー定義関数の書式
def 関数名(引数):
# インデント(半角空白4個)が必要
処理1
処理2
処理3
return 戻り値
# 戻り値の取得
変数 = 関数名(引数)
上記が、ユーザー定義関数の書式です。
では、実際の使用方法について説明いたします。
使用方法
randomモジュールを使用し足し算の計算問題を10個作成するプログラムのコードを作成しました。
以下のコードを使用し説明いたします。
# randomモジュールをインポートする
from random import randint
# ユーザー定義関数の作成
def getnum():
num = randint(1,100) # random関数を使用し、値を取得
return num # numに格納された値を戻り値とする
# 10個作成するため、For文で10回ループ
for i in range(10):
num1 = getnum() # ユーザー定義関数の戻り値(num)の取得
num2 = getnum() # ユーザー定義関数の戻り値(num)の取得
print(f"{num1}+{num2}=?")
まず、ユーザー定義関数の部分について説明します。
# ユーザー定義関数の作成
def getnum():
num = randint(1,100) # random関数を使用し、値を取得
return num # numに格納された値を戻り値とする
**def getnum():**で関数名を定義しています。
この関数名「getnum()」は、関数を呼び出すときに使用します。
変数(num)には、randomモジュールから取得した1~100のランダムな数値が格納されます。
取得した数値を、渡したいのでreturnの戻り値にはnumを記載しています。
# 10個作成するため、For文で10回ループ
for i in range(10):
num1 = getnum() # ユーザー定義関数の戻り値(num)の取得
num2 = getnum() # ユーザー定義関数の戻り値(num)の取得
print(f"{num1}+{num2}=?")
取得したユーザー定義関数の戻り値は
num1 = getnum()
で取得しています。
その為、変数(num1、num2)には、randomモジュールで取得した数値が格納されます。
最後に
ユーザー定義関数の説明は以上になります。
自分で関数を作成し、コードを見やすくしたり
処理を部品化することで、他のプログラムにも使用できたりなど
プログラムを作成するには、便利で知っておいたほうがいい情報だと思います。
まだまだ、pythonに関しては初心者ですが皆様の役に立てれば幸いです。