無料で使える3D CAdソフトが進化していますね。Fusion360(AutoDesk社)で解析までできるのに無料で使えるらしいということで使ってみました。
無料アカウントで使えるのは静的解析、モード周波数、熱解析、熱応力解析
。
今回はよくありそうな梁っぽい形状+αを作って試しました。
静的解析するモデル
ネジ部、部品の結合したりを簡単にできたのでとても優秀でした。
若干2次元の図面にした時に不満がありましたが。(慣れていないのもあるかも)
この程度なら
スケッチ → 作成(押し出し) → 結合or削除
で描けました。
1面を拘束して先端に5000Nかけてみた結果がこれ。(本当はIボルト入れてそれに加重かけるつもりだったが単純化のためこの形状で)
安全率1以下になると塑性変形するので形状を考えましょうとのこと。
10000N(約1t)を先端にかけてみた
安全率
応力
変位
さすがに鋼材でも厳しいみたいですね。というか、この形状なら一番力かかるところが溶接だろうからもっと弱いだろうが。
材料アルミで試してみた
ついでに5000系のアルミにて。モデル→修正→物理マテリアル
から簡単に変えることができました。
感想
今回はすごく簡単な形状ですが、もちろんもっと複雑な形状も作り、解析もできる無料のCADソフトで個人レベルや小さな部署で使うならオーバースペックと言えるほどの性能がありました。
2次元の図面をPDFやDWGで出力も可能ですし、なにかを作りたいと思っているけど、お金かけてまでは…という人にもいいですし、3Dプリント使ったプロダクトの試作品作りたいという人にもいいと思います。
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