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初心者向け|Microsoft Flowを使ってみる(2)毎日定時にURLからファイルをダウンロードする

Last updated at Posted at 2018-03-08

はじめに

Microsoft Flowを使ったシンプルなフローの作り方をまとめていきます。
これからFlowにチャレンジしてみようと考えている初心者向けです。
私自身、Microsoftの情報だけだと分かり辛かったので、とりあえず作ってみよう!の精神で事例を紹介していきます。

設計

このフローの利用シーン

毎日朝10時に、WEB上からCSVファイルをダウンロードしている。

サンプルとして、Spotifyのチャートデータをダウンロードする。
https://spotifycharts.com/regional/jp/daily/latest

このフローの目的

ルーチン業務を自動化し、データ分析に専念できるようにする。

フローの作り方

作業時間

5~10分

(1)Flowの上部メニューで「マイフロー」→「一から作成」を選ぶ

flow3.png

(2)「多数のコネクタやトリガーを検索する」を選ぶ

flow4.png

(3)フロー名を設定。トリガーを選ぶ

flowB1.png

フロー名
分かりやすい名前を付けてください。

トリガー
行動の起点を設定します。

  • (a)毎日朝10時に
  • (b)WEB上からCSVファイルをダウンロードしている。

(a)が起点です。トリガーとしては「スケジュール」を選びます。

(4)「スケジュール - 繰り返し」を選ぶ

flowB2.png

コネクタ「スケジュール」のアクションは1種類だけしかありません。(※執筆時点)
「スケジュール - 繰り返し」を選びます。

(5)スケジュール -繰り返し」の詳細

flowB3.png

頻度は月、週、日、時、分、秒と細かく選べます。
今回は「毎日朝10時」なので

  • 間隔:1
  • 頻度:日
  • タイムゾーン:(UTC+09:00)大阪、札幌、東京
  • 設定時刻(時間):10
  • 設定時刻(分):0

と設定します。

新しいステップ
設定が完了しましたら、次のステップに移ります。

(5)「アクションの追加」を選ぶ

flow9.png

(6)URLからファイルをダウンロードします。

flowB5.png

Spotifyは以下のURLを開くと、最新のCSVファイルがダウンロードされます。
https://spotifycharts.com/regional/jp/daily/latest/download
※ChromeでDOWNLOAD TO CSVボタンを右クリック → リンクのアドレスをコピー で取得。

今回はダウンロードしたCSVファイルを、Microsoftが提供するOneDriveにダウンロードします。(Google ドライブやDropBoxでも良いです。)
コネクタから「OneDrive for Business」を選びます。

(7)アクション「OneDrive for Business - URLからのファイルのアップロード」を選ぶ

flowB6.png

やや日本語が不自由な気がしますが、
URLからダウンロードしたファイルを、OneDrive上にアップロードするためのアクションです。

(8)「OneDrive for Business - URLからのファイルのアップロード」の詳細

flowB7.png

  • ソース URL:ダウンロードURLを貼り付けます。
  • 対象ファイルのパス:OneDrive上のパスと保存時のファイル名を指定します。
  • 上書きする:はい or いいえ

「対象ファイルのパス」が少し厄介な存在です。
上記のように/daily.csvとすると、毎日同じ名前で上書きしてしまいます。

(9)日付を使って、ファイル名を毎日変更する。

flowB8.png


ここで式を使って日付をファイル名に組み込みます。
使い方はExcelの関数とほとんど一緒です。

日付を盛り込む
utcnow()

これだけです。
ただ、時間がUTCになっているため、日本とは9時間の差が生まれます。
ファイル名をユニークにすることは実現できているので、このままでもいいのですが、
時差を調整したものがこちらです↓

時差を調整する
formatDateTime(addhours(utcnow(),9),'yyyy-MM-dd')

9時間ズラしたうえで、表示形式をyyyy-MM-ddに変換しました。

日付を調整する
これは参考までに。
Sptifyの場合、ダウンロードできるデータは2日前のデータです。(例 4/10にダウンロードしたデータは4/8の分)
日付を-2します。
formatDateTime(adddays(addhours(utcnow(),9),-2),'yyyy-MM-dd')

(10)「フローの保存」を選んで完成

以上です。

注意事項

CSVダウンロードする対象のサイトの利用規約は必ず確認してください。
宜しくお願いします。

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