15
16

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

初心者向け|Microsoft Flowを使ってみる(2)毎日定時にURLからファイルをダウンロードする

Last updated at Posted at 2018-03-08

#はじめに
Microsoft Flowを使ったシンプルなフローの作り方をまとめていきます。
これからFlowにチャレンジしてみようと考えている初心者向けです。
私自身、Microsoftの情報だけだと分かり辛かったので、とりあえず作ってみよう!の精神で事例を紹介していきます。

#設計

##このフローの利用シーン
毎日朝10時に、WEB上からCSVファイルをダウンロードしている。

サンプルとして、Spotifyのチャートデータをダウンロードする。
https://spotifycharts.com/regional/jp/daily/latest

##このフローの目的
ルーチン業務を自動化し、データ分析に専念できるようにする。

#フローの作り方

##作業時間
5~10分

##(1)Flowの上部メニューで「マイフロー」→「一から作成」を選ぶ
flow3.png

##(2)「多数のコネクタやトリガーを検索する」を選ぶ
flow4.png

##(3)フロー名を設定。トリガーを選ぶ

flowB1.png

フロー名
分かりやすい名前を付けてください。

トリガー
行動の起点を設定します。

  • (a)毎日朝10時に
  • (b)WEB上からCSVファイルをダウンロードしている。

(a)が起点です。トリガーとしては「スケジュール」を選びます。

##(4)「スケジュール - 繰り返し」を選ぶ

flowB2.png

コネクタ「スケジュール」のアクションは1種類だけしかありません。(※執筆時点)
「スケジュール - 繰り返し」を選びます。

##(5)スケジュール -繰り返し」の詳細

flowB3.png

頻度は月、週、日、時、分、秒と細かく選べます。
今回は「毎日朝10時」なので

  • 間隔:1
  • 頻度:日
  • タイムゾーン:(UTC+09:00)大阪、札幌、東京
  • 設定時刻(時間):10
  • 設定時刻(分):0

と設定します。

新しいステップ
設定が完了しましたら、次のステップに移ります。

##(5)「アクションの追加」を選ぶ

flow9.png

##(6)URLからファイルをダウンロードします。

flowB5.png

Spotifyは以下のURLを開くと、最新のCSVファイルがダウンロードされます。
https://spotifycharts.com/regional/jp/daily/latest/download
※ChromeでDOWNLOAD TO CSVボタンを右クリック → リンクのアドレスをコピー で取得。

今回はダウンロードしたCSVファイルを、Microsoftが提供するOneDriveにダウンロードします。(Google ドライブやDropBoxでも良いです。)
コネクタから「OneDrive for Business」を選びます。

##(7)アクション「OneDrive for Business - URLからのファイルのアップロード」を選ぶ

flowB6.png

やや日本語が不自由な気がしますが、
URLからダウンロードしたファイルを、OneDrive上にアップロードするためのアクションです。

##(8)「OneDrive for Business - URLからのファイルのアップロード」の詳細

flowB7.png

  • ソース URL:ダウンロードURLを貼り付けます。
  • 対象ファイルのパス:OneDrive上のパスと保存時のファイル名を指定します。
  • 上書きする:はい or いいえ

「対象ファイルのパス」が少し厄介な存在です。
上記のように/daily.csvとすると、毎日同じ名前で上書きしてしまいます。

##(9)日付を使って、ファイル名を毎日変更する。

flowB8.png


ここで式を使って日付をファイル名に組み込みます。
使い方はExcelの関数とほとんど一緒です。

日付を盛り込む
utcnow()

これだけです。
ただ、時間がUTCになっているため、日本とは9時間の差が生まれます。
ファイル名をユニークにすることは実現できているので、このままでもいいのですが、
時差を調整したものがこちらです↓

時差を調整する
formatDateTime(addhours(utcnow(),9),'yyyy-MM-dd')

9時間ズラしたうえで、表示形式をyyyy-MM-ddに変換しました。

日付を調整する
これは参考までに。
Sptifyの場合、ダウンロードできるデータは2日前のデータです。(例 4/10にダウンロードしたデータは4/8の分)
日付を-2します。
formatDateTime(adddays(addhours(utcnow(),9),-2),'yyyy-MM-dd')

##(10)「フローの保存」を選んで完成
以上です。

#注意事項
CSVダウンロードする対象のサイトの利用規約は必ず確認してください。
宜しくお願いします。

15
16
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
15
16

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?