イントロダクション
家にいる時間が増えたので挫折したイラスト練習に邁進することにしました。
折角なので流行りの左手デバイスとやらに手を出してみようかなと思い密林に潜ると……oh
30000円は流石にふざけが過ぎます
wacomのたかいやつ
TourBoxのたかいやつ
3万円あったら新しい液タブの軍資金に回したいので今回はお安いテンキー使いになることにしました。
ちなみに、買った製品はこれです。イラスト界隈で一躍有名になったあのテンキーです。キーの数が多い+充電式という点でおすすめ。充電コネクタがTypeBなのがネック。
iClever テンキー IC-KP08
何するの
ClipStudioに便利な左手デバイスを導入します。
ココに書いてあることをすれば、左手デバイス使いになれる。はず。
テンキーの接続は済ませている前提で進めます。
なぜAutoHotKeyなのか
スクリプトいじるのが好きだから
- ソフトウェア毎、デバイス毎に設定ファイルを作成できる
- キー入力の自由度が高い
- 64bitに対応している(Hidkeysequenceは二次配布なのが気になってしまいました)
近々Windows公式からキーボード配置を変更できるソフトが公式に出そうなので、それが来たらAutohotkeyとはサヨナラするかもしれません
作者の環境
Windows 10 2020H2
ClipStudio PAINT EX(PROでもキー配置は流用できます)
AutoHotKey 1.1.33.02
テンキー IC-KP08
エディタにはAtomを用いました。後ほど文字コード変更が必要になる場面があるので、その時に活躍します。
必要なソフトのダウンロード
AutoHotKey 好きなバージョン/bitを選択してください。
Atom(任意)
ClipStudio
テンキー用のシール(女性向けデザイン?) シール台紙に印刷するとキーボード用ラベルが作れます。作者に最大限の感謝。
AutoHotKeyのインストール
ダウンロードしたインストーラを実行します。
筆者は「Express Install」を選択しました。
1秒ほどでインストールが終わります。拍子抜けしました。
スクリプト作成
.ahk
拡張子のファイルを作成します。内容は以下のサイトが参考になります。
ファイルを保存する際には、エンコード(文字コード)を「Shift JIS(ANSI)」にするのを忘れずに。
筆者はこちらのサイト様からコードを参考にしました。一部自分用にキーを変更した部分があります。
配置はこのような感じにしてみました。テンキーを左に90度回転させています。
- 上段が1回、下段が2回押下時のキー入力です。
- 黒は元から変更しなかった場所、青はファンクションキーとして用いますので単体では意味を成しません。
- オレンジは単体で用いるキーボード、緑は単体でも青と組み合わせても活用できます。
"P","B","E"キーはブラシの切り替えに活躍するので、Ctrlを外した状態で設定しています。
自分好みのCilpショートカットが複数含まれているので、ここに記載します。反転がうまく動かなかったので、ショートカットを独自にあてて対応しています。
グラデ調整レイヤー:Ctrl+G
用紙:Ctrl+Alt+W
レイヤーマスク:Ctrl+Alt+M
画像読み込み:Ctrl+Alt+A
ナビゲーター左右反転(レイヤーに影響しない方):Ctrl+Shift+R
神絵師のショートカットキーではないのであまり参考にしないように
他人様のプログラムを改変したものを載せるのもどうかと思うので、ソースは掲載しません。必要であれば掲載します。
ahkファイルを起動します。
作成したahkファイルをダブルクリックします。
タスクバー(通常なら右下部分)にアイコンが出現すれば成功です。
参考ブログ様
https://oekakitoka.blogspot.com/2020/07/autohotkey-002.html
http://ahkwiki.net/SampleCodes