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[ ]BracketsはPhoenixとなった

Last updated at Posted at 2021-12-02

現在はPhoenix codeがアプリケーション化され、Ver2から一部のBracketsプラグインが対応となりました

2021年3月頃、Webシステム、Webプログラム周りの構築を行うプログラマーやデザイナーの間で衝撃的なニュースがありました。それは

Adobe社が2021年9月を以て、Bracketsの開発を凍結し、サポートを終了

そして、公式サイトからもVisual Studio Codeへの移行を推奨していました。ですが、これにはある条件が付されていました。それは「Githubにソースを公開しておくから、引き続き開発を続けたいなら自由にやってね」というアナウンスがあり、それによって2021年7月頃、後継コミュニティは結成されました。そして、

2021年9月頃にこういうリリースがありました。

Brackets is being transitioned from Adobe to the Brackets Community. Brackets v1.14 has issues with loading the extension library.
Please download and use Pre-release V2.0.0 till we roll out the latest release of Brackets in
Novemver.

だいたい訳すると、開発はAdobeから有志コミュニティに移行されることが決まったし、11月にV2.0版をプレリリースするからダウンロードしてね

こういう内容です。そして2021年12月に正規版2.0.1がリリースされ、JavaScript記述のパッケージとなりました。

その後は半年に1回、正規リリースをしてくれているみたいです。

そして、起動…

は、早い!!…今まで少しもたついた起動が、VSCodeと変わらないぐらいの起動速度となっていました。また、それまで設定していたプラグインも全て引き継がれていました。

また、使っていると次第に動作が重くなってくる点も大幅改善されていました。上書き保存のたびに蓄積していたキャッシュが開放されるようで、長時間続けてサクサクと使えるようになっています。Gitとの連携もスムーズになっており、定期的にコミットすることで重くなる事態も回避できるようになりました。

自分がこのエディタを重宝している点ですが

  • Git連携用プラグインBrackets Gitの恐るべき利便性
    GUIの感覚でボタンを押すだけで簡単に同期が取れるGit連携ツールがあり(スター数50万以上で、他のツールよりぶっちぎりでトップでした)、正直あまりGitの知識がなくても、簡単に操作できます(有償化してしまったGit Kraken並に使いやすい)。

  • ファイルを他のエディタで開いて編集したりしても、自動で同期を取ってくれる。
    変換機能はお世辞にも優れているとは言えないので、置換は他のエディタで作業していますが、その場合、開きっぱなしにしているファイルに対しても自動で同期を取ってくれます。

  • エンコードが優秀
    日本語はEUC-JP、shiftJISにも自動エンコード対応しており、ほかだと文字化けしてしまうファイルも正しく表記できるので、世代の古いhtmlファイルを処理するのに重宝しています。

  • 画像ファイルのプレビューが可能
    画像ファイルをクリックするだだけで、エディタ画面にプレビュー表示され、PSDファイルにまで対応しています。さすが、もともとAdobeが作っていただけのことはあります。拡張プラグインを使えば編集もできます。

そしてPhoenixへ

ブラウザ型コードエディタのPhoenix codeもこのBracketsのレイアウトを用いているようでしたが、2023年にアプリケーション化され正式にBracketsの後継エディタとなりました。Brackets-git、linterなどの評判が高かった高性能プラグインは標準機能化されています。

おまけにBrackets2より更に起動が高速になっていました(体感Notepad++と変わらないぐらい)。

現在は、段階的にBrackets時代のプラグインを使用可能にカスタマイズしているようなので、今後も進化に期待できそうです。特にSftp-uploadを早くカスタマイズしてほしいですね。

Atomも終了、そして名前を変えて復活

こんな記事を書いていたら、今度はGithubのAtomが2022年12月15日を以て終了してしまいました(同様にオープンソース化していますが、Bracketsより差別化が困難なエディタゆえに、後継コミュニティは現れるのでしょうか)。

現れました。 Pulsar Editと名前を変えていたみたいで、暗号化メールサーバ大手のtutanota(改め、現在はTUTA)がスポンサーにもなっているみたいです。

また、開発者のRUST使用の次世代エディタ、zedに期待したいところです(ベータ版を公開しているようですが、今はMAC版しかありませんし、拡張プラグインも使えません)。

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