Qiitaの更新が滞ってましたが、その間、noteに記事を書いてました。今のところ、なるべく理系っぽい記事はQiitaに、文系っぽい記事はnoteに書こうと思ってます。で、両方を比較して考えたことをメモしておきたいと思いました。個人的雑感として、以下4点、仕様の違いを挙げておきたいと思います。
README.md vs GUI
Qiitaはマークダウンで書きます。GitHubにREADME.mdを書く時と同じイメージですよね。記事を書く画面も、Visual Studio Codeで2画面分割でREADME.mdを書くのと同じようなユーザー体験になってます。でも、noteは分割されていない1画面で書くんすよ。なんというか、GUIによるブログ記入サービスみたいなイメージで、最初少し書きにくかったです。これはプログラミングができない人にも手広く書かせるためだと思います。なので、本当にシンプルな文しか書いていないライト層はあちらの方が多いです。誤解の無いように言っておくと、noteでもTeX記法で数式が書けるし(2021年末以降)、あっちにもガチな理系の人もいます。ただ、個人的には、数式を書くならQiitaかなーと思っています。
「いいね(LGTM)」vs「スキ!」
Qiitaは、「いいね」してくれるのは基本的にユーザーのみです。本当にコードを書いている人が、「いいね」を押してくれたということで、重みを感じて嬉しくなります。エンジニアのコミュニティ感が出ている反面、コード読めない奴は口出すな、的な何かも感じますが・・・。個人的には、Qiitaの「いいね」の方が嬉しいです。はい。
一方、noteは「スキ!」という名称で、非ユーザーでも押せます。匿名で別口から複数回押してもカウントアップできてしまうので、その重みはQiitaとnoteで全然違います。noteでは、他の人の記事のハートをクリックすると、うち何名が実ユーザーなのか分かるので、内訳を知りたい人はそれをクリックしてね、という仕様になっています。これもライト層まで幅広くリーチするための戦略かもしれません。
あと、同じハートマークでも、言い方が違いますよね。言いにくいんですが、noteの「スキ!」ってちょっと恥ずかしくないですか。やはりライト層を狙ってのものでしょうか。当方、既婚のオッサンですので・・・。一方、Qiitaの方は、少し前に「LGTM」から「いいね」に言い方を戻しましたね。その公式の説明を見つけたので貼っておきます。「LGTM」だとあまりにコードレビュー感があるからということのようですが・・・。ヘヴィー層に寄りすぎたので少しライト層まで戻したというイメージでしょうか。僕のような中途半端な文系SEはその方が安心かもです。
目次の自動表示について
Qiitaでは、目次が自動で右ペインに出るようになりましたね。こちらでは皆、けっこうしっかり見出しを定義して書いていて、エンジニア的な「TL;DR」の文化を感じます。対して、noteの目次機能は、2022/11/25時点、デフォルトでは非表示なんです。そして、文の構造を気にしないでダラダラと書いている人も多い印象です。最初記事を書いたときに、自動で目次が出なかったので、僕は少し不便に感じました。noteとしては、思いついたことを構造を気にせず気軽に書いてね、という意図かもしれず、ここもやはり、ライト層向けのポイントなのかもしれません。
変更履歴の扱いの違い
一番驚いたのはコレです。変更履歴。2022/8/17、noteにも変更履歴の機能が追加されたんですが、個人の編集画面で見られるだけで、非公開なんですよ。編集履歴を読者に伝えたいときには、自分で追記する必要があります。これだから文系は。どーせすぐ政治的事情で何かを書き換えて隠そうとするんですよ。よくないですよ。そういうの。まあ、これはつまり、単にライト層向けの仕様というよりは、それだけ政治的にデリケートなことを書く人も沢山いるから、ということかもしれませんね。逆に、現時点、Qiitaの編集履歴は基本的に全公開ですよね。GitHubと一緒で、オープンソースコミュニティの透明性へのコダワリみたいなものを感じて大好きです。スキ!
おまけ(宣伝)
以上4点、微妙な仕様の違いから、ターゲット層の違いを感じたという話でした。
最後に僕のnoteのリンクを貼っておきます。あちらでは中年以上の人をターゲットにした陰鬱な長文を書いています。なんか、久々にそういう文章を書いたらメチャクチャ疲れました。なのに全然PVが増えないので、良かったらアクセスしてあげてください。