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GENDAAdvent Calendar 2023

Day 2

【デプロイ/Streamlit】EC2から抜けてもstreamlit runが走り続けるように実装する。

Last updated at Posted at 2023-12-01

【お知らせ】GENDAアドベントカレンダー

GENDAアドベントカレンダーのお知らせです。
GENDAアドベントカレンダーは、株式会社GENDAに所属するメンバーがお送りするアドベントカレンダーです。

12月1日からの25日間、GENDAのプロダクト開発や組織開発に関わるメンバーが、毎日多種多様なテーマの記事をお届けする予定となっております。

今回の課題

streamlitで作成したアプリをEC2にgit cloneして$ streamlit runコマンドを実行し、アプリをEC2上で動かすところまで実装できた。
しかし、EC2から抜けると$ streamlit runが停止してしまうことに気づいた。

なので、今回は$ streamlit runがEC2上で動き続けるように、streamlitアプリのデーモン化に挑戦した。

実装手順

streamlitアプリを動かし続けるために以下の手順で実装した。

  1. serviceファイルを作成する。
  2. 各種コマンドを実行する。

※streamlitのinstallやstreamlit_app.pyの用意は、既に終わっているものとします。

1. serviceファイルを作成する。

systemdのserviceファイルを作成する。
以下のような、/etc/systemd/system/streamlit_app.serviceを作成する。

streamlit_app.service
[Unit]
Description=デーモン化のテスト
After=network.target

[Service]
Type=simple
WorkingDirectory=/home/ssm-user/streamlit
ExecStart=/home/ssm-user/.pyenv/shims/streamlit run /home/ssm-user/streamlit/streamlit_app.py
Restart = on-failure

[Install]
WantedBy=multi-user.target

上記のファイルの意味は以下の通り。

Unit セクション

Description

サービスの説明。

After

このサービスが依存するターゲットやユニットを指定し、そちらの処理が完了するまで待機する。
今回はnetwork.targetを設定しているので、ネットワークの設定が完了するまで、
上記のファイルに記述の処理の実行を待機するようになっている。

Service セクション

Type

ExecStartで指定したコマンドでサービスの処理を起動した時に、サービスの「起動完了」の判定タイミングを指定する。
simpleはデフォルトの設定値で、プロセスが起動した時点で起動完了となる。

WorkingDirectory

サービスが実行される作業ディレクトリを指定する。

ExecStart

サービスを開始する際に実行されるコマンドを指定する。
サービスが開始する際に、streamlit runコマンドが実行されるように指定しているイメージ。

※Streamlitを/home/ssm-user/.pyenv/shims/streamlitにインストールしてあり、/home/ssm-user/streamlit/streamlit_app.pyにstreamlitのコードがある。

Restart

サービスの再起動条件を指定する。
on-failureは、サービスが失敗した場合に再起動することを示している。

Installセクション

WantedBy

サービスをどのターゲットに関連付けるかを指定する。
multi-user.targetは通常、ユーザーがログインする際に起動するターゲット。
サービスはこのターゲットに関連付けられて実行される。

2. 各種コマンドを実行する。

1.streamlit_app.serviceの変更をsystemdに変更させる。

$ sudo systemctl daemon-reload

2.streamlit_app.serviceを起動時に自動的に有効化する。

$ sudo systemctl enable streamlit_app.service

3.streamlit_app.serviceを起動する。

$ sudo systemctl start streamlit_app.service

4.streamlit_app.serviceの現在の状態を表示する。
※サービスが正常に動作しているかなどを確認できるので、問題が発生していれば対応する。

$ sudo systemctl status streamlit_app.service

参考

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