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【コード管理/GitHub】CloudFormationのテンプレートをGitHubにpushすると、S3にもアップロードされるように実装する

Last updated at Posted at 2023-04-13

今回の課題

以前、CloudFormationを使って、AWSのリソースをコードで管理するということに挑戦をしたので、
今回は、CloudFormationのコード履歴をGitHubで管理する方法を調査して、実際に実装してみることにした。

◼︎前回の記事

今回実施したこと

GitHub Actionsを使用して、
GitHubにymlファイルをプッシュしたら、S3にも同じファイルがアップロードされる
という機能を実装してみた。

下記の記事を参考にしながら進めた。

実装した手順

1)AWSのリソースを用意する

1)-1.ブロックパブリックアクセス(バケット設定)をオフにする

1)-2でバケットポリシーの編集をするので、
ブロックパブリックアクセス(バケット設定)を無効にしておく。

image.png

ブロックパブリックアクセス(バケット設定)が有効だと、
 バケットポリシーの編集ができない。

1)-2.テンプレートを保存する用のS3バケットを用意する

GitHubにCloudFormationのテンプレートのymlファイルをpushした際に、
ymlファイルが同時にアップロードされるS3バケットを用意しておく。
※今回は、cloudformation-gitというバケットを用意した。

バケットポリシーは編集して、下記に書き換える。

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Sid": "Statement1",
            "Effect": "Allow",
            "Principal": "*",
            "Action": [
                "s3:GetObject",
                "s3:ListBucket",
                "s3:PutObject"
            ],
            "Resource": [
                "arn:aws:s3:::cloudformation-git/*",
                "arn:aws:s3:::cloudformation-git"
            ]
        }
    ]
}

1)-3.IAMユーザを作成する

まずは、下記のようにIAMポリシーを作成する。

◼︎許可しているポリシー一覧

  • s3:GetObject:バケット内のオブジェクトを取得する。
  • s3:ListBucket:バケットの中身の一覧を閲覧する。
  • s3:PutObject:オブジェクトをバケットに追加する。
{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "s3:ListBucket",
                "s3:GetObject",
                "s3:PutObject"
            ],
            "Resource": [
                "arn:aws:s3:::cloudformation-git",
                "arn:aws:s3:::cloudformation-git/*"
            ]
        }
    ]
}

そして、実際にIAMユーザーを作成して、上記のポリシーをアタッチする。
また、IAMユーザーには、アクセスキーIDシークレットアクセスキーを持たせておく。

※IAMユーザーにアクセスキーIDシークレットアクセスキーを持たせる方法は、
 下記の記事が参考になった。

2)GitHubの用意をする

2)-1.Action Secretsにて変数を用意する

cloudformation-gitリポジトリのSettings>Secrets and variablesActionsから、
下記のように変数を保存しておく。

1)-3でIAMユーザーに持たせた、
アクセスキーIDAWS_ACCESS_KEY_ID変数、
シークレットアクセスキーAWS_SECRET_ACCESS_KEY変数として保存する。

また、S3を作成した、
リージョンをAWS_DEFAULT_REGION変数、
バケット名をBUCKET_NAME変数として保存しておく。

↓変数の編集画面
image.png

2)-2.ディレクトリを用意する

GitHubのcloudformation-gitリポジトリの配下に、
下記の構成でディレクトリを配置したいので、
ymlファイルを入れるための.github/workflowsディレクトリとcloudformationディレクトリを用意しておく。

※ymlファイルは後の行程で作成し、ここで作成したディレクトリの中に配置する。

├── .github
│   └── workflows
│       └── cfn_s3_upload.yml
└── cloudformation
    └── sample.yml

2)-3.ワークフローファイルの作成をする

リポジトリ内の.github/workflows/ディレクトリの中のymlファイルで、
GitHub Actionsのワークフローを定義することができる。

下記のようなコードを、
cloudformation-git/.github/workflows/cfn_s3_upload.ymlファイルにて用意し、ワークフローを定義しておく。

2)-1で用意した4つの変数は、下記のコードの${secrets.変数名}の部分に代入される。

# This is a basic workflow to help you get started with Actions

name: CloudFormation S3 Deploy

# Controls when the workflow will run
on:
  # Triggers the workflow on push or pull request events but only for the master branch
  push:
    branches: [ master, main ]

  # Allows you to run this workflow manually from the Actions tab
  workflow_dispatch:

# A workflow run is made up of one or more jobs that can run sequentially or in parallel
jobs:
  # This workflow contains a single job called "build"
  build:
    # The type of runner that the job will run on
    runs-on: ubuntu-latest

    # Steps represent a sequence of tasks that will be executed as part of the job
    steps:
      # Checks-out your repository under $GITHUB_WORKSPACE, so your job can access it
      - uses: actions/checkout@v3

      - name: Configure AWS credentials
        uses: aws-actions/configure-aws-credentials@v1
        with:
          aws-access-key-id: ${{ secrets.AWS_ACCESS_KEY_ID }}
          aws-secret-access-key: ${{ secrets.AWS_SECRET_ACCESS_KEY }}
          aws-region: ${{ secrets.AWS_DEFAULT_REGION }}

      - name: Copy files to the s3 bucket
        env:
          BUCKET_NAME: ${{ secrets.BUCKET_NAME }}
        run: |
          aws s3 sync ./cloudformation s3://${BUCKET_NAME}

3)AWSでインフラを構築するためのテンプレートを用意する

VScodeなどのエディタでコードを書いて、
下記のような、CloudFormationのテンプレートを用意する。

Description: VPC Create Sample 

Parameters:
  VpcCIDR:
    Description: Please enter the IP range (CIDR notation) for this VPC
    Type: String
    Default: 10.192.0.0/16

  EnvName:
    Description: An environment name that is prefixed to resource names
    Type: String


Resources:
  VPC:
    Type: AWS::EC2::VPC
    Properties:
      CidrBlock: !Ref VpcCIDR
      EnableDnsSupport: true
      EnableDnsHostnames: true
      Tags:
        - Key: Name
          Value: !Ref EnvName

4)3)で作成したファイルをGitHubにpushする

GitHubのcloudformationフォルダに3)で作成したテンプレートをpushすると、
2)-3で用意したワークフローが動き、S3にも同じテンプレートファイルがアップされる。

↓この通り、GitHubにpushすると、S3にもアップロードされていた。
image.png

以上で、GitHubにpushしたらS3にもテンプレートがアップロードされる機能が実装できた。

5)クイック作成リンクでスタックを作成する

今回は、PracticeStackという名前のスタックを作成してみる。
下記のURLのフォーマットにリージョン名, バケット名, テンプレート名, スタック名を入れてブラウザで検索すると、スタックのクイック作成の画面に遷移することができる。

https://ca-central-1.console.aws.amazon.com/cloudformation/home?region=ca-central-1#/stacks/quickcreate?templateUrl=https://cloudformation-git.s3.ca-central-1.amazonaws.com/practice.yml&stackName=PracticeStack
# https://[リージョン名].console.aws.amazon.com/cloudformation/home?region=[リージョン名]#/stacks/quickcreate?templateUrl=https://[バケット名].s3.[リージョン名].amazonaws.com/[スタック化したいテンプレートの名前]&stackName=[作成したいスタックの名前]

下記のようにスタック作成画面に遷移できるので、
そのままスタックの作成ボタンを押せば、GitHubにプッシュしたpractice.ymlテンプレートの内容でAWSのリソースを構築することができる。
image.png

最後に、VPCが構築されているか確認してみたところ、テンプレートの内容で問題なくVPCが構築されていた。

まとめ

CloudFormationのテンプレートコードもGitHubで管理できるように実装することができた。

参考記事

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