##メリークリスマス★
エンジニア向け研修を担当したりしてます、まあまあ大きいIT企業の人事です。
Advent Calendarでどこもかしこもエンジニアが盛り上がってるので、滑り込み!
先週とある部署から研修の組み立ての相談を受けまして、
「個人で研修受けに行ってもその人がチームに広める力がないとチームは変わらないよね。」
「チームみんなが同じ研修受けるのがいいと思う!」
という話をしたりして盛り上がったので、ちょっとそのへんの考えをまとめてみたいと思いました。
特にアジャイル開発においては、同じマインドセットで動けることが大切なのかなと思うので、アジャイル開発のAdvent Calendarにお邪魔させて頂きます。
ブログとか普段あまり書かないし、Qiitaのアカウントも今作りました(すいません)が読んでもらえたら嬉しいです。
すでに同じような話をしてる人もたくさんいるかもですが、そのへんは気にせず(すいません)思ったことをつらつらと書いてみます。
##個人で研修を受けると
個人でスキルをあげるために研修を受けることももちろん素晴らしいことなのですが、チームで研修を受けるほうがぐっと効果があるなーという場面を何度も見てきました。
研修を受けた個人にチームを巻き込む力があればいいのですが、そうじゃない場合は、自分の意識は変わったけどそれを周りにうまく伝えられなくて苦しんでる人になってしまったりすらします。
僭越ながら、いくつかの会場で「どうやって周りを巻き込むのか」というような内容を講演をさせてもらったことがありますが、それを聞いてくださった方々の反響を見て、こんなに悩んでる人がいるんだなーと驚きました。
それなら、同じマインドセットで動ける人にみんなでなれるように、チームや関係者みんなで研修を受けたらいいんじゃないでしょうか?
##チームで研修を受けるといいこと
- 講師がチームみんなのマインドセットを上手に変える手助けをしてくれる
- チームで同じことを学び共通のマインドセットを持ちやすくなる
- 取り入れることとそうじゃないことをチームの状況に合わせて一緒に決められる
- チームの状況に合わせたコンテンツに調整してくれる講師も多い
- 一般的なことを学ぶだけじゃなくチームの抱えてる問題の議論になったりする
- 研修中にチームメンバーの知らなかった一面が知れたりする
- 研修を通してチームビルディングにもなる などなど
##できればこれも
- 開発チームだけじゃなくてプロダクトオーナーや事業側も一緒に受けられるといい
- 数ヶ月たってから講師に状況を見てもらい、継続的に数回アフターケアをしてもらえるといい
例)研修中に講師がチームの状況を聞いてそれに合った改善方法を提案し、数ヶ月後に実際にチームがやってみた結果を聞き、それに対してまたアドバイスをもらい、ということを行ったら生産性が上がりました。
##ハードルが高いなら
そうはいってもチームの大人数が同時に抜けるなんて無理!という方には、
- チームを複数に分けて同じ内容の研修に参加させる
- 各自時間のあるときにオンラインの講座や本などで、同じものを学ぶ
例)「アジャイルサムライ」をチームみんなに読ませているという素敵なマネージャーを社内に見つけました。
そもそもチームみんなを誘うなんて無理!という方には、
- 話を通してくれそうな上司、周りを巻き込むのがうまいメンバー、に相談してみる
- 興味を持ってくれそうな人だけ誘ってみる
- 研修より時間が短い勉強会やミートアップから始めて見る
焦らず小さく始めることをいつもオススメしております。
あ、結局どうやって人を巻き込むかという話がまた始まってしまった…
##おしまい
先週のお話は
「(とあるサービスの)開発系の部署全体で同じ研修受けてもらいたいね。」
「勉強会も開いて、忙しい人や事業側の方々にも、短時間で少し知ってもらえるといいね。」
なんてところで落ち着きました。
これから実現できるといいですが。
つらつらと書いたら意外とまあまあな量になりました。また機会があったら何か書くかも。
読んで頂いた方、ありがとうございました。