昨年、私はハワイでドローンを飛ばしてきた。
今回は事前に私が実施した事 and これからドローンを飛ばす時に実施すべき事をまとめる。
ハワイ、つまりアメリカでドローンを飛ばすためにはアメリカの法律(FAAの規制)や現地の規制に従わなければならない。
なんと2023年9月16日以降、
アメリカのドローン飛行に関する法律が変わり、事前準備が増えた。
大きな違いはずばり、リモートIDの義務化だ。
日本でも2022年6月20日以降、リモートIDが導入された。しかし日本の場合は事前申請によるリモートIDの免除期間があり、まだリモートIDを取り付けていない読者も多いのではないだろうか。
ハワイでドローンを飛ばすために事前に実施すべき事
(本内容は2024年12月10日時点の最新情報です)
①リモートIDをドローンに装着する
②FAA Drone Zoneにて事前申請(機体登録)
③ハワイの飛行可能エリアを調べる
④ハワイの飛行ルールを調べる
⑤国際便のドローン持込規則を調べる
※海外にドローンを持込む際は、国や航空会社によって規則が異なるので事前確認必須
①リモートIDをドローンに装着する
先述の通り、2023年9月16日以降はドローンへのリモートID装着が義務化された。
とは言え、最新型のドローンを持ってる方はリモートIDの送信機能が内蔵されてる可能性もあり、その場合は外付けでリモートIDを装着する必要はない。
DJI社の内蔵リモートID対応機器はこちらに記載あり。Mavic3以降とのことだ。
②FAA Drone Zoneにて事前申請
FAAとは「米国連邦航空局」のことで、アメリカでは250g以上のドローンは機体登録が義務化されている。
250g以上25kg未満のドローンは、Web上の申が可能だ。25kg以上の大型ドローンについては書面での申請が必要だが、本ブログでは考慮しない。
Web申請はこちらからできる。
申請時の具体的な登録内容は、ネットで調べるといくつか参考になるブログがあった。
それらを参考に申請するのがよいかも。
なお申請には5ドルかかる。
③ハワイの飛行可能エリアを調べる
特にオアフ島では飛行可能なエリアが、厳しく管理されている。ハワイ島もワイピオ溪谷は飛行NGだった。
国立公園などでは現地に「ドローンNG」の看板が置かれているところもあるが、看板がないエリアもあるので事前に地図で調べよう。
飛行エリアの確認には「B4UFLY」というアプリが便利だ。必ず事前にインストールしておこう。
具合的に、以下は完全にNGエリアだ
・400ft(122m)以上の高度
・空港から8km以内
・イベントなど人の集団の上空
・高速道路の上空
・その他規制場所(刑務所、軍事基地、国立公園内等)
④ハワイの飛行ルールを調べる
日本と同様、ハワイにもドローンを飛ばす時の禁止事項がある。
その時の最新版のルールを確認すること。
例えば
・操縦士が13歳以上であること
・目視外飛行は禁止
・他人のプライバシーを侵害しないこと
・そして飛行禁止エリアを守ること
⑤国際便のドローン持込規則を調べる
まずアメリカはドローンの持込みがOKな国だ。余談だが、国によっては持込むことじたいがNGな場合もある。
航空会社にもよるが、多くの場合
ドローンの機体は手荷物/預け荷物どちらでもOKだが、リチウムイオンバッテリーは手荷物じゃないと飛行機に持ち込めない。
送信機(コントローラ)はバッテリー内蔵だから手荷物なのかな。
ちなみに私は機体も全部手荷物にした。
預け荷物に入れて壊れるのも嫌だったので。
最後に現地では
ハワイではドローン映えするスポットがたくさんある。
しかしその分、ルールとマナーを守らない人が出てくるのもまた事実だ。
違反者への罰金ももちろんある。
しかし、それ以前に完全にドローン飛行NGとならないように節度ある行動を心がけたいところだ。
現地の人の迷惑にならないように
Have a good flight!