今時マーカーよりもマーカーレスな世の中ですが、VR空間で手に持つ物体のトラッキングなど限定された環境下ではマーカーの方が扱いやすい場合があります。そういったときの設定の仕方をまとめています。
主に以下の抄訳です。
参考
Image Targets
https://library.vuforia.com/content/vuforia-library/en/articles/Training/Image-Target-Guide.html
Optimizing Target Detection and Tracking Stability
https://library.vuforia.com/articles/Solution/Optimizing-Target-Detection-and-Tracking-Stability.html
サポートされる画像:JPG,PNGでグレースケールもしくはRGB。サイズは2MB以下
Unityで自身のプロジェクトに入れる方法は以下が分かりやすいです。
主にWebカメラなどで撮影するので周辺の環境はほどよく明るくスポットライトのような一部に光が集中しているよりも拡散している方がよいです。
Extended Trackingとは
これは、マーカーの周囲の特徴も使ってARカメラのトラッキングを行うモード出会って、ARマーカーを動かして使いたいときには必ずOffにする。
アップロード時の画像は横幅320ピクセル以上を推奨。320ピクセル以下だとアップロード後にサーバーサイドでスケーリングが行われて画像の持つ特徴量が減ってしまうことがあります。
画像のレーティング
画像は1から5つ星でレーティイングされますが、細かいものが写っていること、コントラストが良好なこと、繰り返しパターンがないことがレーティングの基準となっています。
トラッキング用カメラの設定
カメラは常にピントが合うことが重要なのでコンティニュアスオートフォーカスモードがあればそれを使うこと。VuforiaでもAPIを提供しているので以下を参照のこと。
https://library.vuforia.com/articles/Solution/Working-with-the-Camera.html
カメラと対象のターゲットとの距離を10で割ると印刷する画像の最小サイズを見積もることが出来ます。例えば距離が2Mであれば20CM幅必要になるということです。もちろん目安なので実際に試してみることが重要です。
以下のサイトとかでprofiles.xmlを設定してるけどインポートしただけでは存在しないし、入れても反映しない。今は無効化されてる?
https://gitlab.cs.ucl.ac.uk/vania/team27website/blob/d8e1335d1a77dd9a6ce215ada1b08e0bd479e51a/project/Assets/Vuforia/Editor/WebcamProfiles/profiles.xml
フォーラムの以下に回答がありました。ファイルの場所と名前が変わっているようです。現在は「webcamprofiles.xml」が以下のフォルダに入っています。(2017.4.1f1現在)
Unity\Editor\Data\PlaybackEngines\VuforiaSupport\VuforiaResources