はじめに
先日、Modelerインストール後の許可ユーザーライセンスキー適用時に、"ErrCode=2 SubCode=12"のエラーが表示され、ライセンスキーが適用できない事象に遭遇しました。
こちらのTechnoteの"Resolving The Problem"を実施したところ、ライセンスキーが適用され、Modelerを起動することができましたので、こちらのページに記載しておきたいと思います。
SPSS Modeler 18.3 許可ユーザーライセンスキー適用検証 on macOS Big Sur
前提:
- macOS Big Sur バージョン 11.6.2
- SPSS Modeler 18.3
- 許可ユーザーライセンス
- インターネット接続あり
1章. SPSS Modelerのインストール
SPSS Modeler 18.3を macOS Big Sur バージョン 11.6.2にインストールします。
1-1. インストーラーを起動します。「はじめに」の画面が表示されます。
1-4. 「インストールの種類」のページで「インストール」をクリックします。
1-5. Macにログインしているユーザーのパスワードを入力します。
2章. ライセンスキーを適用する
2-1. Launchpadから"SPSS Modeler License Activation wizard"を クリックして起動します。
2-2. IBM SPSS Modeler 18.3.0 ライセンス交付の画面が表示されます。「以下のライセンスが見つかりませんでした: IBM SPSS Modeler 18.3.」と表示されます。「次へ」をクリックします。
2-3. 許可ユーザーライセンスを選択して「次へ」をクリックします。
2-4. コードを入力し「追加」をクリックして、「次へ」をクリックします。
2-5. 「すべてのコードが正常に処理されました。」と表示されます。「次へ」をクリックします。
2-6. しかしながら「以下のライセンスが見つかりませんでした: IBM SPSS Modeler 18.3. ErrCode=2 SubCode=12」と表示されます。「終了」をクリックします。
2-7. この状態でSPSS Modelerを起動しても、Modelerの画面は表示されません。以下のようにライセンスを購入/ライセンス認証を求める画面が表示されます。
3章. Technoteの"Resolving The Problem"を実施する
Technoteは 18.2.2での実施例ですが、以下は18.3を前提に実施しています。
3-1. ターミナルを起動し、以下のディレクトリに移動します。
cd /Applications/IBM/SPSS/Modeler/18.3/Resources/Activation
3-2. persistent storeを再作成します。
sudo ./licenseinit -f 8400 -v 18.3
3-3. /Applications/IBM/SPSS/Modeler/18.3/Resources/Activation 配下にある'lservrc' ファイルを削除するか、名前変更をしておきます。
3-4. 再度SPSS Modeler License Activation wizardを起動します。「以下のライセンスが見つかりませんでした: IBM SPSS Modeler 18.3. ErrCode=1 SubCode=18」と表示されます。「次へ」をクリックします。
3-5. 2-3から2-5まで同じ作業を実施します。
- 2-3(許可ユーザーライセンスを選択して「次へ」)
- 2-4(コードを入力し「追加」をクリックして、「次へ」)
- 2-5(「すべてのコードが正常に処理されました。」と表示される。「次へ」)
3-6. ライセンス交付の完了画面が表示されます。「終了」をクリックします。
3-7. IBM SPSS Modeler トライアル版 の画面も「終了」で閉じます。
4章. SPSS Modelerを起動する。
4-1. Launchpadから"SPSS Modeler"をクリックして起動します。ライセンスキーの認証がされている状態なので、Modelerの画面を開くことができました。
5章. 最後に
異なる組み合わせでも検証をしました。
SPSS Modeler 18.3 許可ユーザーライセンスキー適用検証 on macOS Monterey
前提:
- macOS Monterey バージョン 12.1
- SPSS Modeler 18.3
- 許可ユーザーライセンス
- インターネット接続あり
結果:
ライセンス適用で同じエラーが表示され、こちらのTechnoteの"Resolving The Problem"を同様に実施したところ、ライセンスキーが適用され、Modelerを起動することができました。
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