IBM Cloud で 仮想サーバー(VSI)を注文した際、オプションで選んだ追加ストレージ(ポータブル・ストレージ)をマウントする必要があったので、方法をまとめました。
#0.前提事項
- Redhat EL 7.0-64 を前提に記載しています。
- SSHはMacのデフォルトのターミナルを使用しています。
#1. IBM Cloud の 仮想サーバー(VSI)にSSHで接続する
#####1-1. SSHで接続しますのでIPアドレスとrootのパスワードを確認します。
IBM Cloud ダッシュボードページで「デバイス」をクリックします。
パスワードは以下のページで確認ができます。
左側のメニューから①「パスワード」をクリックします。②をクリックしてパスワードを表示します。
#####1-2. SSHで接続します。
Macのターミナルを開き、以下のコマンドで接続します。(xxx.xxx.xxx.xxxはIPアドレスに置き換えてください)
ssh root@xxx.xxx.xxx.xxx -p22
初めて接続する場合は、以下が表示されます。yesとタイプしてください。
The authenticity of host 'xxx.xxx.xxx.xxx (xxx.xxx.xxx.xxx)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:Ar9GQ5lB0f4xY//PTlc1BBbIi/WEVkE2/HSRy+Ie8Rk.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?
rootのパスワードを入力してログインします。
root@xxx.xxx.xxx.xxx's password:
Last login: Fri Jul 26 07:27:44 2019 from xxxxxxxxxxxxxxxx
[root@xxxxxx ~]#
#2. IBM Cloud の ポータブル・ストレージをマウントする
#####2-1.追加ストレージ(ポータブル・ストレージ)をマウントします。
ターミナル上で以下のコマンドを実行します。
lsblk
[root@xxxxxx ~]# lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
xvda 202:0 0 100G 0 disk
├─xvda1 202:1 0 1G 0 part /boot
└─xvda2 202:2 0 99G 0 part /
xvdb 202:16 0 2G 0 disk
└─xvdb1 202:17 0 2G 0 part [SWAP]
xvdc 202:32 0 200G 0 disk
xvdh 202:112 0 64M 0 disk
[root@xxxxxx ~]#
xvdc 202:32 0 200G 0 disk
というのがポータブル・ストレージになります。
以下のコマンドを実行し、ファイル・システムを作成します。
mkfs.ext4 /dev/xvdc
[root@xxxxxx ~]# mkfs.ext4 /dev/xvdc
mke2fs 1.42.9 (28-Dec-2013)
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
Stride=0 blocks, Stripe width=0 blocks
13107200 inodes, 52428800 blocks
2621440 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
Maximum filesystem blocks=2199912448
1600 block groups
32768 blocks per group, 32768 fragments per group
8192 inodes per group
Superblock backups stored on blocks:
32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872
Allocating group tables: done
Writing inode tables: done
Creating journal (32768 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done
以下のコマンドを実行し、/mntにマウントします。その後dfで確認します。
mount -t ext4 /dev/xvdc /mnt
[root@xxxxxx ~]# mount -t ext4 /dev/xvdc /mnt
[root@xxxxxx ~]# df
ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/xvda2 102048096 1268776 95588920 2% /
devtmpfs 1926360 0 1926360 0% /dev
tmpfs 1937388 0 1937388 0% /dev/shm
tmpfs 1937388 25156 1912232 2% /run
tmpfs 1937388 0 1937388 0% /sys/fs/cgroup
/dev/xvda1 999320 131852 815040 14% /boot
tmpfs 387480 0 387480 0% /run/user/0
/dev/xvdc 206292968 61464 195729360 1% /mnt
/dev/xvdc の マウント位置が/mnt と表示されれば成功です。
参考URL:SoftLayer_JPN Wiki
#####2-2.OSを再起動した後もmountを維持するためにfstabファイルに設定を記載します。
fstabファイルを編集で開きます。
vi /etc/fstab
以下を追加して保存して抜けます。
/dev/xvdc /mnt ext4 defaults 0 0
#
# /etc/fstab
# Created by anaconda on Thu Apr 18 17:37:40 2019
#
# Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk'
# See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info
#
UUID=a3c2d55c-22e6-49b6-900e-8e607015a5cb / ext3 defaults,noatime 1 1
UUID=a7a4c607-599a-4516-a5c1-8a7b82cf1367 /boot ext3 defaults,noatime 1 2
LABEL=SWAP-xvdb1 swap swap defaults 0 0
/dev/xvdc /mnt ext4 defaults 0 0
~
- 第1フィールドはマウントしたいファイルシステムを記載します。
- 第2フィールドはマウント位置を記載します。
- 第3フィールドはファイルシステムのタイプ(mkfs.ext4で作成したのでext4)を記載します。
- 第4フィールドはマウントのオプションです。デフォルトでマウントする場合はdefaultsを記載します。
- 第5フィールドはファイルシステムを dump コマンドがダンプする必要があるかを記載します。1が必要、0が不要、記述がない場合は不要となります。
- 第6フィールドはfsckがブート時にファイルシステムのチェックを実行する順番を記載します。ルートファイルシステムは1、それ以外のパーティションは2と記載します。 0の場合は、fsckによるチェックが不要の場合です。
参考URL:kazmax - Linuxで自宅サーバー
#####2-2.OS再起動してマウントが解除されないか確認します。
以下のコマンドを実行して再起動します。
[root@xxxxxx ~]# reboot
Connection to xxx.xxx.xxx.xxx closed by remote host.
Connection to xxx.xxx.xxx.xxx closed.
少し待ってから再度SSHで接続し、dfコマンドでマウント状態を確認します。
[root@xxxxxx ~]# df
ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/xvda2 102048096 1268188 95589508 2% /
devtmpfs 1926360 0 1926360 0% /dev
tmpfs 1937388 0 1937388 0% /dev/shm
tmpfs 1937388 8744 1928644 1% /run
tmpfs 1937388 0 1937388 0% /sys/fs/cgroup
/dev/xvdc 206292968 61464 195729360 1% /mnt
/dev/xvda1 999320 131852 815040 14% /boot
tmpfs 387480 0 387480 0% /run/user/0
[root@xxxxxx ~]#
以上、追加ストレージ(ポータルブ・ストレージ)をマウントする方法についてでした。