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XR Development with AI : Meta XROS Fellowship

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:v:私のXRへの旅:スマートミシンメンテナンスガイドの構築

XRの世界に足を踏み入れるということは、単なる技術的な探求にとどまらず、物理的な世界とデジタルの世界をつなぐ、現実的な課題解決への挑戦でもあります。私の旅は、日常的でありながら複雑な問題、すなわちミシンの保守作業をより簡単にするという課題から始まりました。これが、私が「スマートミシンメンテナンスガイド」を開発しようと決意したきっかけです。

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プロジェクトの着想

私は、ミシンの仕組みが非常に複雑であること、そしてその使い方やメンテナンスが初心者には難しいことに気づきました。特に、機器内部の部品配置やメンテナンス手順の可視化が必要とされていました。これをXR(Extended Reality)を使って解決できるのではないかと考えました。

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技術スタックと使用ツール

このプロジェクトでは、以下の技術とツールを使用しました:

Unity:XRコンテンツの構築

Blender:3Dモデルの作成と編集

Vuforia:画像認識とARトラッキング

Figma:UI/UXデザイン

Meta Quest:デプロイとテスト


主なチャレンジ

最大の課題は、ユーザーインターフェースの最適化とパフォーマンスの向上でした。Figmaで設計したUIは実機上での表示に問題があり、Unity内で再設計する必要がありました。また、デバイスの処理能力を考慮し、モデルの軽量化や描画距離の調整などを行い、フレームレートの安定化と遅延の最小化を実現しました。


機能とユーザー体験

完成したアプリでは、ユーザーがXRヘッドセットを装着し、実際のミシンにカメラをかざすと、機械の部品構造やメンテナンス手順がARで表示されます。これにより、初心者でも直感的に作業を進められるようになりました。また、各ステップにインタラクティブなフィードバックを追加し、ユーザーが正しく作業を行えているか確認できるようにしました。


学びと今後の展望

このプロジェクトを通じて、私は**人間中心設計(HCD)**の重要性と、XRが実際の問題を解決する可能性に改めて気づかされました。今後は、産業機器や教育分野への応用も視野に入れ、より実用的なXRソリューションを展開していきたいと考えています。


最後に

XRは未来の技術ではなく、「今ここにある実用的なツール」です。私のような一学生でも、日常の問題を解決するプロダクトを作ることができる。その体験が、私の次なるステップへの原動力となっています。


🧠元記事:
My Journey into XR: Building the Smart Sewing Machine Maintenance Guide (Medium)


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