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Raspberry Pi 5 に ARM版 Windows11 をインストール(メモ)

Last updated at Posted at 2025-02-03

用意するもの

 1. Raspberry Pi 5
 2. SDカード①(Raspberry Pi OS用)
 3. SDカード②(Win11インストール用) および USB-SD変換 またはUSBメモリ
 4. SDカード③(Win11用)
 ※ SD(USBメモリ)はドライブのパーティションを削除しておくこと。(winのディスク管理でOK)
 5. USB-Ether アダプタ

流れ

 1. Raspberry Pi OSを作成
 2. Win11インストールメディアを作成
 3. Win11の実体をインストール

1. Raspberry Pi OSを作成

Imagerをダウンロード  Raspberry Pi Imager ダウンロード
   虚無の心でImagerをSDカード①にインストール
 

 

初回起動は時間がかかりますが、2回目以降は比較的速いです。 

Win11イメージ作成のために、winからSSHで使えるようにしておきます。
イメージを書き込んだ時のSSHの設定やホスト名は忘れないようにメモが必要ですね・・・忘れてしまい、危うく再設定等面倒をするところでした。
 

アップデート~gitをインストールしておきます。(アップグレードは結構時間かかります・・・コーヒーでも飲んで待ちましょう)

コマンド一式
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install -y git

2. Win11インストールメディアを作成

SDカード②をUSB変換に挿入し(またはUSBメモリを)、USB3.0のポートに差し込みます。
次に以下のコマンドを実行します。

WoR-flasherインストール
git clone https://github.com/Botspot/wor-flasher
スクリプト実行
~/wor-flasher/install-wor-gui.sh

以下のメッセージが出ます。

Gdk-CRITICAL (Fail)が出ます。
(yad:30211): Gdk-CRITICAL **: 12:48:16.852: gdk_x11_window_get_xid: assertion 'GDK_IS_X11_WINDOW (window)' failed

焦らずラズパイの画面を見てください。
ウィンドウが開いており、作業が続行できます。

設定と処理中の画面です。(参考)
 

 

 

 

 

 

 

3. Win11の実体をインストール

USBのSDカード②はそのままで、SDカード①をスロットから抜き出し、代わりにSDカード③をスロットに挿入します。
その後、ラズパイの電源をONすると、起動画面が立ち上がります。

 

インストール先のDiskを選択します。
Disk1はUSBのSDカード②、Disk0はSDカード③が見えていますので、Disk0を選択します。
 

Proを選択しました。

 

※インストール中の画面です。

 

放置で勝手に再起動します。
それにしても処理が長い・・・。

 

ラズパイのEtherポートにLANケーブルを接続したままにしておくと、板のような画面になる。
このままでは先に進みません。

 

そこで、USB-EtherアダプタをぷすっとUSBに挿してあげると次に進みます。
※何度か「ネットワークが失われました」というメッセージで再査閲族を繰り返しました。
 その際、用意していたアダプタとは違うものを使用したりを4~5回繰り返しました。

 

そこで、USB-EtherアダプタをぷすっとUSBに挿してあげると次に進みます。

 

Microsoftアカウント入力を要求してきたのでローカルアカウント入力を探していたところ、
なぜかいきなり更新画面に!!!

 

更新処理が始まると何もできなくなるのでおとなしく待ちます。(処理が長い・・・)
・・・そしてなぜか自動で再起動・・・。

サインインの画面に戻りました。
このビルドでは画面に従った手順ではローカルサインインができない模様です。
おとなしく所有のMicrosoftアカウントでサインインします。
キーボード入力が101(US)Keyになっているので、_や@が入力しずらいです、スクリーンキーボードに頼りました。
以降のインストールはWindows11と同じ動きでした。
Microsoftアカウントで進めるので、途中の他のPCからのバックアップするか?等のお節介はすべてNo!!で進めました。

  • インストール後、ローカルアカウントでアカウントを使用することができます。
  • bypassnro.cmdでインストール時にネットワーク接続設定をスキップできます。
    Shift+F10を押下
    コマンドプロンプトが出たら以下のコマンド
ネットワーク接続設定をスキップ
cd oobs
bypassnro.cmd

今回の結論

以下のことがわかりました。
組み込み用途だとかなり使い勝手が悪いイメージになります。

いくつかのオンボードデバイスが認識しません。

  • オンボードのEtherは認識しません。
    → USB-Etherで代用可能(Buffalo.Inc LUA4-U3-AGTE-NBKで動作確認済み)
  • オンボードのWiFiは認識しません。
  • オンボードのBluetoothは認識しません。
  • オンボードのMIPIは認識しません。
  • オンボードのGPIOは認識しません。
  • オンボードのPL011 UARTは認識しません。

worproject、がんばれ!
https://github.com/worproject
https://worproject.com/

付録

ファンレスヒートシンク

 よくあるファンタイプは今回都合が悪いので、ファンレスヒートシンクにしました。
 また、全周囲を覆うヒートシンクのほうが良いのはわかっていますが、
 液晶に接続する都合もあり、今回はこれにしました。
 

 シリコンを張り付ける際、パッケージの様に貼り付けようと思いましたが、
 下のようにしたほうが楽でしょう・・・ということで下の様に貼り付けました。
 

 下が取り付けた後の状態です。
 組み込みで使えそうな感じですね!
 

OSのCPU温度を見ていると作業中、最高温度は54度となりました。
この時の室温は20度エアフローはありません。(エアコン等の攪拌はしていない)
CPU上限は85度になりますので、まだまだ余裕はありそうです。

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