##なぜactive_hashを使うのか?
都道府県のデータなど、変更される可能性が低いものをハッシュとして管理できるため、わざわざテーブルを作成する必要が無い
というメリットがあります。
今回の内容はフリマアプリでactive_hashを利用した際に、つまずいた点があったので、
備忘録としてまとめたものです。
##環境
Rails 5.2.3
Ruby 2.5.1
##導入方法
gem active_hashをインストール
gem 'active_hash'
bundle installを実行。
active_hashのインストールが完了しましたので
続いてモデルの作成に移ります。
##モデルを作成
まずはaddress.rbを作成します。
rails g model adderss
作成したアドレス内に以下の内容のように編集する
class Address < ApplicationRecord
extend ActiveHash::Associations::ActiveRecordExtensions
belongs_to_active_hash :prefecture
end
この記述により、後ほど作成するprefecture.rbとアソシエーションを組むことができ、prefecture.rbの内容を利用することができます。
rails db:migrateを行った後、prefecture.rbを作成します。
内容は以下のように編集しましょう
class Prefecture < ActiveHash::Base
self.data = [
{id: 1, name: '北海道'}, {id: 2, name: '青森県'}, {id: 3, name: '岩手県'},
{id: 4, name: '宮城県'}, {id: 5, name: '秋田県'}, {id: 6, name: '山形県'},
{id: 7, name: '福島県'}, {id: 8, name: '茨城県'}, {id: 9, name: '栃木県'},
{id: 10, name: '群馬県'}, {id: 11, name: '埼玉県'}, {id: 12, name: '千葉県'},
{id: 13, name: '東京都'}, {id: 14, name: '神奈川県'}, {id: 15, name: '新潟県'},
{id: 16, name: '富山県'}, {id: 17, name: '石川県'}, {id: 18, name: '福井県'},
{id: 19, name: '山梨県'}, {id: 20, name: '長野県'}, {id: 21, name: '岐阜県'},
{id: 22, name: '静岡県'}, {id: 23, name: '愛知県'}, {id: 24, name: '三重県'},
{id: 25, name: '滋賀県'}, {id: 26, name: '京都府'}, {id: 27, name: '大阪府'},
{id: 28, name: '兵庫県'}, {id: 29, name: '奈良県'}, {id: 30, name: '和歌山県'},
{id: 31, name: '鳥取県'}, {id: 32, name: '島根県'}, {id: 33, name: '岡山県'},
{id: 34, name: '広島県'}, {id: 35, name: '山口県'}, {id: 36, name: '徳島県'},
{id: 37, name: '香川県'}, {id: 38, name: '愛媛県'}, {id: 39, name: '高知県'},
{id: 40, name: '福岡県'}, {id: 41, name: '佐賀県'}, {id: 42, name: '長崎県'},
{id: 43, name: '熊本県'}, {id: 44, name: '大分県'}, {id: 45, name: '宮崎県'},
{id: 46, name: '鹿児島県'}, {id: 47, name: '沖縄県'}
]
end
これで、モデル内の準備は完了です。
次はコントローラー内を編集します。
##コントローラーを編集
今回はフリマアプリなので、products_controller.rb内のnewアクション内に記述を行います。
def
@address = Prefecture.all
end
これにより@addressでprefectureを利用できるようになりました。
rails cでも確認してみると
下は見切れてしまっていますが、取り出せているようです。
続いてviewファイル内のformの記述を編集し、ユーザーが都道府県を選択できるようにします。
##viewファイル内を編集、都道府県データが表示されるか確認
= form_for @product do |f|
の記述から、= f.text_field, = f.text_areaといった形で入力フォームを作成しているので
f.collection_select :prefecture_id, Prefecture.all, :id, :name
フォームを設置したい箇所に上記を記述し、投稿してみる。
エラーが出てしまった....binding.pryを用いて、prefectureが取り出せているか確認してみることに
しっかり取り出せている...
formの記述に誤りがあるのかもしれないとのことで、以下に変更
= f.select :prefecture_id, Prefecture.all, :id, :name
またしても、エラー...
form以外に怪しい点は無いか探してみると
なんとproductテーブル内にprefectureの入力を反映させるprefecture_idが存在していなかった。
これでは、中身があっても入れ物が無いようなもので、エラーが起きてしまうのも無理はない
no method errorは文字通りmethodが定義されていないというエラーでもあれば、もっと単純にコンピュータ側から「これがなんだかわからない」というメッセージでもあったことを知る。
無事、実装完了。
##終わりに
初めてactive_hash実装にあたって苦労する箇所は多かったが、使いこなすメリットは大きいと感じました。
ただエラー内容は単純なものだったこともあり、もう少し早く解決できた内容だったかなと...
まだまだ初学者の粋を脱することは難しいようだ