はじめに
僕の学校では(未だに)Ubuntu12.04が自由に使えるようになっています。しかし、色々使いたいパッケージなどが導入されていなかったり、バージョンが古くて使いたい機能が未だに実装されていなかったりします。そこで、LinuxBrewを導入して乗り切ろうとして話です。
curlとgawkのインストール
まずはcurl/gawkをインストールするシェルスクリプトを使ってそれらをインストールします。
まぁ、このシェルスクリプトを使えば一発です。
ちょっとバージョンは低いですが、一時的に使うだけですし大丈夫大丈夫。
wget https://gist.githubusercontent.com/aruneko/ef8c47eacf526898613d/raw/141a76505a137b8041cf6ecf0227d80dd759903d/curl_install.sh
sh curl_install.sh
インストールが終わったら.bashrcに一時的にcurlとgawkのパスを通しておきます。
.bashrcへのPATHの書き込みは上のシェルスクリプトがやってくれるはず。
この後もPATHの変更時には適宜sourceコマンドを実行してください。
source ~/.bashrc
LinuxBrewのインストール
何とか入れ終わったらlinuxbrewを仕込んでいきます。これは比較的簡単。1行インストーラーですからね。
git clone https://github.com/Linuxbrew/brew.git ~/.linuxbrew
終わったら.bashrcの末尾にこれを書き加えておきます。
export PATH="$HOME/.linuxbrew/bin:$PATH"
export MANPATH="$HOME/.linuxbrew/share/man:$MANPATH"
export INFOPATH="$HOME/.linuxbrew/share/info:$INFOPATH"
一時的なcurlの強制認識
どうやらインストールスクリプトからcurlが見えないようなので、強制的に認識させます。
適当なエディタで$HOME/.linuxbrew/Library/Homebrew/cmd/vendor-install.sh
を開いてください。
8行目ぐらい(source ...
の次の行)に次の行を追加します。
HOMEBREW_CURL=$HOME/opt/curl/bin/curl
curlとgawkの自己完結化
CurlとgawkをLinuxBrewでインストールし、自己完結化させます。
さっき試したときはgawkのビルドがこけましたが、もう一回インストールしたところうまくいきました。こわい。
brew install curl gawk
終わったら先ほど設定した臨時のcurlとgawkのPATH設定およびvendor-install.shのcurl設定は削除しておきます。
自前で入れたcurlとgawk(に付属する依存関係)は削除してもOKです。
VimとZshのセットアップ
イマドキな環境を作るためにとりあえずこいつらはインストールしておきます。
brew install vim --with-lua
brew install zsh --disable-etcdir
brew install zsh-completions
dein.vimなどお好みの方法で調節は各自行ってください。
Zshがログインシェルとして設定できないときの対処法
学校のように管理者権限がない場合、デフォルト以外のシェルをログインシェルに設定することは大変難しいです。
そこで今回はGNOME Terminalの設定をいじって、GNOME Terminalを使っているときだけZshを使うようにするというラインで妥協します。
方法は簡単で、GNOME Terminalのプロファイルの設定から、SHELLの代わりにカスタム・コマンドを実行するのところにwhich zsh
して出てきた結果を書き込んでおけば完成。いきなりzshを起動できるようになるのでとてもおすすめです。