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NITech-KatolabAdvent Calendar 2024

Day 15

Webotsで四輪ロボットモデルを作成する方法

Last updated at Posted at 2024-12-14

Webotsシミュレータで四輪ロボットモデルを作成する方法を書いていきます。

Webotsの長所

Webotsでは次のような部分が特徴である

  • 環境構築が容易
    • Webotsをインストールするだけで利用できる
    • 既成のロボットモデルが豊富

Webotsワールド

Webotsでプロジェクトを作成すると次のような画面構成になると思います。
image.png

上記の画像について、

  • 左側のIMPORTABLE EXTERNPROTOの枠がワールドファイルを編集する部分
  • 真ん中がシミュレーションの状況を表示する部分
  • 右側がコントローラ、つまりロボットを操作するプログラム(C++やPythonなどで記述)を編集する部分
  • 下がコンソール

となっています。

ワールドファイルでオブジェクトを作り、それをコントローラを利用して動かすことでシミュレーションを行うのが主な流れです。

ワールド拡張とロボットオブジェクトの配置

最初のワールドサイズではロボットを動かすには狭いので、拡張をします。
左枠のRectangleArena → floorTileSizeを5×5にします。

image.png

そしてロボットを追加します。
RectangleArenaを右クリックし、「新規の追加」でRobotを追加。
このときは何も実体はないです。

次にchildrenにSolidを追加します。
image.png

追加したSolidのchildrenにHingeJointを追加します。
image.png

続いて次の三つ

  • deviceにRotationalMotorを追加
  • endPointにSolidを追加
  • JointParametersにHingeJointParametersを追加
  • image.png

そろそろ見た目を反映させていきます。

  • RobotのchildrenにShapeを追加
  • ShapeのgeometryにBoxを追加
  • Boxの値を0.3 0.6 0.1 に設定
    image.png
    この部分では本体部分を作成しています。車のボディーです。

次に本体に当たり判定を追加します。
boundingObjectにBoxを追加し、先ほどのgeometryのBoxと同じサイズにします。
physicsにPhysicsを追加します。

endPointのchildrenにShapeを追加し、geometryのBoxにCylinderを追加します。
位置と大きさを調整し、タイヤの位置に来るようにします。

image.png
また、追加したCylinderにもboundingObjectとPhysicsを追加します。

そしてこれを3つ複製し、バランスよく取り付けます。
image.png

以上で簡易的な四輪ロボットモデルが作成出来ました。これをコントローラを利用することで制御して様々なシミュレーションを行うことが可能です。

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