はじめに
Goをちょっと試したいと思ったが、気軽にインストーラでインストールして、何が起こっているかわからないのは気持ちが悪かったので、インストーラに頼らずインストールをしてみようと考えた。
基本的に公式ドキュメントの通りに実行していく。
環境
OS:Windows10 64bit(バージョン1809)
インストール
- ダウンロード
https://golang.org/dl/ にて最新(記載時はgo1.12.5)の64bit用zipファイル(~amd64.zip)をダウンロードする。 - ファイルを展開
公式推奨のc:\Go
にzipを展開する。
(c:\Go\bin
となるようにする。) - 環境変数を追加
PATH
にc:\Go\bin
を追加する。 - 確認
コマンドプロンプトを開きgo version
を実行する。
以下のように出力されたらインストールは成功している。
> go version
go version go1.12.5 windows/amd64
hello, world
お約束のhello, worldを出力する。
インストールが成功したら、どのディレクトでもソースをコンパイルと実行ができると思う。しかし、下手に公式推奨から外れると後々パッケージ管理や各種ライブラリの関係で不具合が発生すると初心者には色々厄介そうなので、公式推奨に乗っかることにする。
Goにはワークスペースという概念があるが、正確には理解していないためとりあえず公式ドキュメントに書いてあるとおりに実行していく。
-
ワークスペースを作成
%USERPROFILE%\go
というディレクトを作成する。
ここがGoにおける作業場所のルートになっている様子。
%USERPROFILE%
がどこだかわからない場合はecho %USERPROFILE%
やcd %USERPROFILE%
などを実行すると良い。 -
ソース作成
%USERPROFILE%\go\src\hello\hello.go
をディレクトリとともに作成する。
ソースは以下のとおり。hello.gopackage main import "fmt" func main() { fmt.Printf("hello, world\n") }
-
コンパイルと実行
以下のとおり実行すると、cd %USERPROFILE%\go\src\hello\hello.exe
が作成される。> cd %USERPROFILE%\go\src\hello > go build
続けて実行すると以下の通りとなる。
```
> hello
hello, world
```
アンインストール
これまで作成したディレクトと環境変数を削除します。
具体的には、c:\Go
と%USERPROFILE%\go
をまるごと削除し、環境変数PATH
に追加したc:\Go\bin
を削除します。
おわり
各種ライブラリの導入(go get ...
)をした場合、アンインストールするには、他にもディレクトを削除する必要があるかもしれませんが、そこまで試せていません。
基本文法を試す程度であれば、%USERPROFILE%\go\src
以下にディレクトリを作成してソースを書いていけば、先のアンインストール手順で環境はもとに戻ると思います。