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RPAExpressを使って漫画自炊の効率化を行った話

Last updated at Posted at 2018-04-16

きっかけ

1年ほど前から漫画の自炊を嗜んでおり、如何に効率的に作業を行うかを毎晩考えておりました。
去年(2017年冬)にRPAExpressというRPA製品の無償版がリリースされ、これを機に我が自炊業務にも適用することに致しました。

漫画自炊の業務フロー

1.漫画の切断
 まずは、漫画の切断から行います。
 自作の切断キットでがんばります。
 (一冊あたりの工数@ 0.5 min)
 ※ 回数を重ねることで疲労が溜まります。

2.スキャン準備
 スキャン前に所定のフォルダの作成を行います。
 Excel計算式にて、Powershellのコマンドを生成
 (一冊あたりの工数@ 0.2 min)

3.スキャン
 私が使用しているスキャナは「EPSON DS-530」です。
 一度にスキャンできる枚数は、50ページ位なので、途中途中で追加します。
 (一冊あたりの工数@ 4 min)

4.スキャン後の処理
 スキャン後、所定のフォルダへ保存先を設定し、一番最初にスキャンした表紙を横回転します。
 (一冊あたりの工数@ 1 min)

5.表紙作成
 表紙は裁断していないので、ちょうどいい感じに画像加工を行います。
 フリーソフト「Ralpha」を使用して、一括で座標指定の画像を生成します。
 具体的には、表紙としてスキャンした「img_001.jpg」を「Ralpha」で「img_000.jpg」を生成します。
 (一冊あたりの工数@ 0.2 min)

6.事後処理
 スキャンした画像を全てzipにします。
 Excel計算式にて、Powershellのコマンドを生成
 その後、自宅のNASへコピーして終了
 (一冊あたりの工数@ 0.2 min)

RPAExpressの適用

今回効率化したのは、「4.スキャン後の処理」です。
いろいろ苦労しましたが、結果的に工数が(1 min)→(0 min)になりました。

RPAExpressの記録

image.png

[replace with new recording]をクリックし、スキャン後の処理を記録していきます。
出来るは出来るのですが、繰り返すとエラーになってしまう・・・。

image.png
[Window]系は、結構エラーが多いようなので、使いません。。。

仕方がないので、C#を使って、AppActiveコマンド(入力したアプリケーション名をアクティブにする)を実行するアプリケーションを作成し、代用することにしました。
多分RPAExpressでも同じコマンドを使ってるのだと思うので、うまいやり方はあるはず!
また、一度デスクトップ画面を表示したほうが安定したため、最初に[Win+D]を使用しております。

実際のコマンドは、全てキーボードでのコマンド操作を記録することにしました。
このほうが圧倒的に安定します。

[Tab][Sft+Tab][Enter][Space]を駆使して、キー操作を記録します。
結果は動画を御覧ください。

RPAExpressでの効率化(動画)

RPAExpressの感想

・ノンプログラミングで操作を一通り行えるのは、非常に良い。
・レコーディングし、同じことを繰り返そうとすると、大概エラーになる。
→ [Window]が安定しない感じだが、キー操作中心でなんとかなる。
・キー操作だと、waitをうまく使わないとたまに失敗する。
・確実に行わなければならない業務を任せるのはまだ早い。

今後の課題

漫画の自炊では、一旦完結。
他に使えそうなものがあれば、また追記します。

でわでわ

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