##前回の続きとなります。
asp.net coreでサービス作ったから宣伝兼ねて技術公開する -3_2.環境設定(AP) その1-
https://qiita.com/ArataKinjo/items/ec3a5b8714d512c63da2
##7.リバースプロキシ設定
参考サイト:
Win上でビルドした.NET Core Webアプリを、CentOS7で実行するまでの最短環境構築 (開発デプロイ編)
https://qiita.com/miyapei/items/28f1b7360614551e7f15
前回の「4.作成したモジュールのデプロイ確認」でWebサービスが起動した際に、ポートがxxxxで開始されました。というような表示がされます。
まず、どこでポート番号が決められるのか。
それは、「Program.cs」に記載されております。
このポート番号でサービスが開始され、指定したURL[http://app.zero-one-system.co.jp:5010] でブラウザでアクセスすれば、アプリを動かすことが出来ます。
が、ポート番号は、http(80)、https(443)のみとなりますので、内部的にポート番号を80番アクセルを5010番へ変換してアクセスする必要があります。
そこで使用するのが、リバースプロキシ機能です。
上記のURLを参考に設定してください。
##8.System.Drawingが使えない!?
さて、動かしてみたところ、色々動きませんでした。
まずはASP.NET Core2 上では、画像の編集・加工が行えないのです。
開発時にも、Bitmapオブジェクトがなかったため、まぁしょうがないですね。ある意味想定内です。
色々と検索し、似たような記事を見つけてみました。
Ubuntu 18.04 LTSの.NET CoreでSystem.Drawing.Commonを使う
https://hnys.jp/develop/system-drawing-common/
これを参考に、インストールしてみました。
Ubunts用のインストールコマンドを、CentOS用のインストールコマンドに切り替えただけなんですがね。
そのコマンドはこちら:
yum install libgif-dev autoconf libtool automake build-essential gettext libglib2.0-dev libcairo2-dev libtiff-dev libexif-dev
これでうまく行きました。
100%の動作保証ができるわけではありませんが、本サービスでは問題なく動作しております。
##9.Google Cloud SDK インストール
参考サイト:
Red Hat / CentOS 用のクイックスタート
https://cloud.google.com/sdk/docs/quickstart-redhat-centos?hl=ja
このサイトを参考に、一つ一つ設定していきます。
実際に流したコマンドを転記しようかと思ったんですが、これがなかなか設定に苦戦してしまって・・・。
さらに設定完了→半年後→いきなり動かなくなった・・・。
ということもあり、常に最新の情報を調べたほうが良いと考えております。
この件は今は解決しているので、別の記事にて。
##10.SSL通信の導入
通信を行う上で、暗号化(セキュリティ)も大事になります。
とはいえ、そこまでお金をかけてガチガチにしている訳ではないのですが、
メールアドレスがパスワードを入力して貰う必要があるので、全く対応しないわけにも行かない。
ということで、フリーのSSLを導入しました。
参考サイト:
Let's Encryptで無料SSL証明書を取得する
https://qiita.com/shojimotio/items/4fa82b21390e8a6d8446
もうね。このサイト様様ですよ。
これ通りで全てOKです。
##11.SSLに対応したhttp設定
ここで設定するのは、2つ。
1.httpsでアクセスした際の証明書の利用設定
2.http(80番ポート)でアクセスを行ってきた場合、強制的にhttps(443番ポート)へ遷移させる
1は、[10]で記載されてる通り設定すれば、OKです。
2も、同様にhttpの設定ファイルを修正することで実現できます。
参考サイト:
Let's Encryptで無料SSL証明書を取得する
https://qiita.com/shojimotio/items/4fa82b21390e8a6d8446
【mod_rewrite】「wwwあり」かつ「https」にリダイレクトさせる
https://qiita.com/takahashi-kazuki/items/f452562f2b4d490a86ca
##あとがき
これでAPサーバの設定は全て終わりです。
我ながらよくやったと言いたいとこですが、いやー楽しいですねw
「自分で考えて、自分で実装して、自分で作ったものを動かす」
これがやりたかった!
もっともっと精進します。
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