Google Cloudとは
Google CloudはGoogleが最適化/効率化してきたインフラストラクチャを他の企業やエンジニアが利用できるようにしたクラウドサービス。
インターネット経由から利用でき、特別な環境設定は不要ですぐ使い始めることが可能です。
そしてGoogle Cloudにはコンピューティング、ストレージ、データベース、データ分析、機械学習など多種のサービスが用意されています。
コンピューティング
- Google Compute Engine（GCE）：仮想マシン（VM）を作成・管理できるインフラストラクチャサービス。自由にOSやディスクサイズ、CPUなどのリソースを設定できる。
- Google Kubernetes Engin（GKE）：アプリケーションの展開、スケーリング、管理を自動化するコンテナオーケストレーションプラットフォームです。
- Google App Engine（GAE）：サーバーレスアプリケーション開発プラットフォーム。アプリケーションをデプロイするだけでGoogle Cloudがバックエンドのインフラ管理やスケーリングを自動的に行ってくれます。
- Google Cloud Functions：サーバーレスコンピューティングサービス。コードを書いてデプロイするだけでクラウド上で実行されます。イベントやトリガーに応じて実行され、コード実行時のみ課金されるのでコスト効率が高い。
ストレージ
- Google Cloud Storage：無制限のストレージ容量を提供。使用した分の料金となります。
- Persistent Disk：仮想マシン（インスタンス）で使用するためのブロックストレージ。最大64TBまで選択可能です。
- Cloud Filestore：NFS（Network File System）に基づいた共有ファイルストレージ。最大100TB。読み書きのパフォーマンスが必要なものや複数のインスタンスから同時アクセスするものに適しています。
データベース
- Cloud SQL：MySQL、PostgreSQL、SQL Serverなどを使用可能です。
- Cloud Spanner：大容量データ管理サービス。データの一貫性を保つことができ、データ量の追加が可能
- Cloud Firestore：データをドキュメント形式で保存するサービス。モバイルアプリやWEBサイト、サーバー用のデータ管理に適しています。
データ分析
- BigQuery：大容量データの分析ツール。SQLを使用しデータ探査が可能
- Cloud Dataflow：データ処理サービス。リアルタイム処理も過去データ処理、大量データ処理も可能。
- Cloud Pub/Sub：データリアルタイム送受信サービス。異なるシステム間でのデータ共有を簡単にします。
機械学習
- AI Platform：機械学習モデル作成や既存のモデルを使用するためのツールやサービスの提供
- AutoML：AIを使用し、自動的に機械学習のモデルを作成できるサービス
- TensorFlow：機械学習用のフレームワーク、高度な数学的計算を行うためのツールを提供。独自AIモデルを作成可能
セキュリティ基準
Google Cloudサービスは、独立した機関による監査を定期的に受け、世界各地の基準でセキュリティを満たしています。
インフラストラクチャ
各サービスを提供するためにデータセンターを世界各地に配置。エリアごとに分類され、それをリージョンと呼ぶ。リージョンの中にゾーンと呼ばれるエリアが複数存在しゾーンで障害が発生した場合もリージョン内で補う。
オープンソース（OSS）
Google Cloudでは活用されているソフトウェア技術をオープンソース（OSS）にしているものも多く、ブラックボックス化させません。