概要
e-Stat (政府統計)のWebデータコネクタを作成することで、政府の統計データを簡単にTableauから繋げるようにしました。
下記がWebデータコネクタのURLです。
https://arahabica.github.io/e-stat-tableau/
e-Statって

日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイトです。
GDP、国勢調査、人口動態など様々な統計が取得できます。
APIもあります。
Tableau Web データコネクタって

Tableauのjavascriptを含んだWebサイトです。
Webサイト内のjavascriptでデータ処理をすることで、Tableauにデータを登録することができます。
名前的に任意のWebサイトをスクレイピングするのかなと思いましたが、そういう訳ではないです。
開発
開発の手順は下記のサイトに詳しいです。
http://tableau.github.io/webdataconnector/docs/ (公式)
https://www.ricksoft.jp/blog/archives/8040/ (日本語)
基本的には下記のサンプルコードをちょこちょこ編集することで意外と簡単にできます。
https://github.com/tableau/webdataconnector
完成
e-StatのWebデータコネクタのURLです。
https://arahabica.github.io/e-stat-tableau/
使い方
実際に使用するイメージはトップのGIFのような形になります。
下記はトップのGIFと同じ手順になります。
e-Stat アプリケーションIDを取得
こちら( https://www.e-stat.go.jp/mypage/user/preregister )からユーザ登録をするとアプリケーションIDが付与されます。
こちらをメモしてください。
e-Stat内で目的のデータのAPIのURLを取得
e-Stat内で目的のデータを探します。
データベース(x件)と表示されている項目はAPIに対応しています。
項目一覧ページまで来ると、右側に[API]というボタンが表示されるので、こちらをクリックします。
するとAPIのURLが表示されるのでこちらもメモしておきます。
Tableau側での操作
Tableau => 新しいデータソース => Webデータコネクタ の順にクリックします。
「WebデータコネクタのURLはここに入力してください」の欄にhttps://arahabica.github.io/e-stat-tableau と入力します。
表示されたページでe-StatアプリケーションIDとメモしたAPIのURLを入力して、OKボタンを押します。
登録ボタンが出てくるので、これを押します。
しばらくすると、Tableauにデータが読み込まれます。
終わりに
Webデータコネクタが登場してからだいぶ年月が経ちましたが、あまり記事になってるものは多くなかったです。
あまり使われてないんですかね。
公開されてるWebデータコネクタが増えれば便利なんじゃないの?と思って記事にしました。