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複数列にまたがるデータ一覧から検索条件に一致する値を取り出す方法

Last updated at Posted at 2017-04-16

検索条件に一致.png

#利用シチュエーション

  • 複数列にまたがる既存のデータから特定の条件に一致する値を抽出したい時

##直面した問題
 × VLOOKUPだとキーにする値は1列しか指定できない

#記述方法

=INDEX(抽出対象範囲,条件1と条件2の両方に当てはまる件数,列)

<記述例>
=INDEX($I$2:$I$4,SUMPRODUCT(($D$2:$H$4=A2)*ROW($A$1:$A$3)),1)

前提条件
A列にドメイン名、D列からI列に元となるデータを記載
Excel条件.png


抽出結果
Excel抽出結果.png


解説

  • SUMPRODUCT関数で特定の条件を指定し、条件に一致した行数をROW関数で抽出
  • INDEX関数で指定した列から上記で抽出した行数の値を抜き出す

####個々の関数の説明####
INDEX関数は指定された行と列が交差する位置にあるセルの値を返す

書き方 利用例
書式 INDEX(範囲, 行番号, 列番号, 領域番号) INDEX(I2:I4,1)
引数1 1つまたは複数のセルのを範囲を指定 I2:I4
引数2 指定した範囲の上からの行数を指定 1
引数3 指定した範囲の左からの行列数を指定
引数4 複数の領域を選択した場合、どちらの範囲を使用するか指定

SUMPRODUCT関数は指定した複数条件の配列の合計(件数)を返す

書き方 利用例
書式 SUMPRODUCT(範囲1,範囲2,...) SUMPRODUCT((D2:H4=A2)*1)
引数1 選択した範囲から一致する条件を指定 (D2:H4=A2)
引数2 選択した範囲から一致する条件を指定 1
SUMPRODUCT(範囲1,範囲2)で選択した範囲の合計
SUMPRODUCT(条件1*条件2)で条件に一致する件数

ROW関数は指定したセル参照の行番号を返す

書き方 利用例
書式 ROW(範囲) ROW(A1:A3)
引数1 1つまたは複数のセルのを範囲を指定 A1:A3

#サンプル

#参考
##VLOOKUP関数を利用して複数列を検索値として指定したい場合

複数列を検索値として指定したい場合は、前述のINDEX関数を用いたほうが楽ですが、VLOOKUP関数を用いて複数列を指定することも可能です。

##記述方法
検索をする列を指定して、なければ次を指定する入れ子方式で記載。

=IFERROR(VLOOKUP($A2,$D$2:$E$4,2,),IFERROR(VLOOKUP($A2,$F$2:$G$4,2,),IFERROR(VLOOKUP($A2,$H$2:$I$4,2,),IFERROR(VLOOKUP($A2,$J$2:$K$4,2,),IFERROR(VLOOKUP($A2,$L$2:$M$4,2,),)))))

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