Visual Studioで新たにEigenを使うことになり、少し手間取ったので、その解決方法を書き残します。
エラーが出る原因
includeでエラーが出る原因は、パスが通っていないからです。
参照したいファイルの位置を改めて確認しましょう。
インクルードの方法
1.フルパスを書く
1つ目の方法は、フルパスを書く方法です。他の人のプログラムを見ても、フルパスで書かれていることはほとんどないですが、フルパスを書いてもインクルードできるんです。以下に例を示します。
# include <C:/eigen-3.3.9/Eigen/Dense>
# include <C:/eigen-3.3.9/unsupported/Eigen/MatrixFunctions>
Cドライブからのフルパスを書いています。これでもインクルードできます。
2.相対パスを書く
1で示した例を相対パスで書くことで、より短く書くことが出来ます。
相対パスで書くためには、インクルードディレクトリの設定が必要になります。
構成プロパティ→VC++ディレクトリ→インクルードディレクトリ
インクルードディレクトリの右側の下三角を押し、編集を押してください。
そこにパスを書きます。今回はC:/eigen-3.3.9を書きました。
このようにインクルードディレクトリの設定を行うと、以下のようにインクルードを短く書くことが出来ます。
# include <Eigen/Dense>
# include <unsupported/Eigen/MatrixFunctions>
インクルードディレクトリで設定した、C:/eigen-3.3.9を省略して書くことが出来ました。