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エンジニアのための知人のアカウントトラブルへの対応

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エンジニアをやっていると、ネットやスマホ関連でトラブルを起こした時に対応を頼まれることが多い。エンジニアといっても、多少は詳しいがトラブルシューティングが得意じゃ無い人もいる。

例えば、アカウントがロックした、パスワードを忘れた、登録をした覚えのないところからメールが来る・・・等々。知人のネットトラブルを対応した経験から、事前にトラブルを予防するための方法をかいていきたいと思う。

トラブルを起こさないために事前にしておくこと

自分の利用しているサービスを把握してもらう

まず、どういうサービスを使用しているかをリストアップしてもらおう。エンジニアじゃない人にとっては、サービスが使えるようになった段階でアカウントやパスワードはどうでっもよくなります。ブラウザやスマホにパスワードを記憶させているので、普段から意識することなく、忘れてしまうことがよくあります。

トラブルを予防するには、使っているサービスで以下の二つができるか確認してもらいましょう。

  • パソコンとスマホの両方からログイン
  • パスワードリセット

この二つができることを確認しておくだけで、トラブル時の対応がかなり円滑に行えるようになります。最近では、なりすましが怖い、不正にログインされるのが嫌という理由で、二要素認証を使用する人も多いです。

二要素認証を使用する場合、スマホか故障したときの対策は必須です。一番有効なのは、以前使っていたスマホを手元に取っておいてもらうことです。スマホが故障した際には、古いスマホにSIMカードを挿してもらいましょう。SMSが受け取れるので、二要素認証が可能にになります。

スマホを紛失しあり、盗難にあった際には、PCにログインして以下の操作が必要になります。

  • スマホの遠隔ロック、もしくは消去
  • GPSの追跡機能の利用
  • 二要素認証の解除

二要素認証の解除を忘れると、ちょっとしたミスでアカウントにログインできなくなってしまいます。最悪、アカウントにログインできなくなって、今までのデータを諦めることになってしまいます。

アカウントはソフトウェアで管理してもらう

紙に書いてアカウントを管理すると、かなりな確率で「どれだったっけ?」となってしまいます。特に、普段からPCをあまり使わない人はアカウントに関心がありません。メモをしておいても、メモの存在を忘れます。アカウントを管理するには、以下のソフトをお勧めします。

keepassの使い方
https://laboradian.com/keepass/

このソフトですが、iPhoneやAndroidでもPCで作成したデータを使用できます。

Keepassで作成したデータは、Windows,Mac,Linux(そういうので動いてるコンピュータがある)で使用できます。スマホでも、AndroidとiPhoneの両方で使用できます。同様に、AndroidのタブレットやiPadでも使用できます。

MiniKeepass(keepassのiPhone版)
https://love-guava.com/iphone-minikeepass/

KeePassDroid(keepassのAndroid版)
http://wasure.net/keepass-android/

ソフト自体の操作も簡単で、コンピュータに弱い人でも問題なく操作できるレベルで、すぐに慣れると思います。 ソフトを起動する時に必要なパスワードを一つ覚えておけば、他のパスワードを覚えておかなくても利用することができます。

このソフトを使えば、使用するサービスのログインページとIDとパスワードをひとまとめにして管理できます。ソフトを開いて、ログインページをダブルクリックで開くことができます。ログインページを開いて、IDとパスワードをダブルクリックでコピーすることができるので、

テキストでIDとパスワードを管理するよりも便利でです。また、使用するときにパスワードがかかるので、人にパスワードを見られたりする危険も少なくなります。

データのバックアップについて

スマホのデータは、何らかの方法でクラウドに定期的にアップロードできるように設定をしておきましょう。iPhoneであれば、iCloudを利用するのが無難です。AndroidであればGoogle Driveが無難でしょう。先ほど挙げたKeepassのデータも、クラウドで提供されているストレージのサービスを利用してPCと共有すると便利です。

iPhoneであれば、iTunesでPCにシステムのバックアップを作成することができます。もしくは、iCloud上にバックアップを作成することができます。ただし、標準のプランではストレージの容量がすぐにいっぱいになってしまいます。システムのバックアップをiCloudに保存するのであれば、容量の追加は必須です。

Androidに関しては、Googleのアカウントに結びつけてデータのバックアップを取得することができるようです。Androidのスマホを使っていないので詳しくは分かりませんが、キャリアによってはユーティリティソフトを提供していて、それを使用してシステムのバックアップを取得できるものもあるようです。

使用しているアプリケーションやゲームのデータについては、かなり微妙です。基本的にバックアップできないくらいの前提で考えておきましょう。ゲームのデータに関しては、機種の乗り換えに関しては手段が用意されているようですが、紛失や盗難の際の機能はものによって対応はまちまちです。クラウドを使用しないようなソフトであれば、個々にエクスポートやインポートをするしか方法が無いようです。データや設定のバックアップに対応していないものも多いようです。

トラブルを起こす前に予防しましょう

トラブルを起こしてからの対応は、起こす前に行う対応より十倍近くの手間がかかります。特に、消えたら困るようなデータがある場合は、プレッシャーや不安で冷静な対応ができなくなってしまいます。

多少面倒くさいかもしれませんが、大事なデータです。データが消えてしまうことで、金銭的な損失を被ってしまったり、お金では買えないプライスレスな思い出や記録が消えてしまうかもしれません。アカウントの管理は、銀行の通帳と同じくらいの感覚で管理するので丁度いいのかもしれません。

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