Qiita初投稿です。拙い文章ですが読んでいただけると幸いです。
今回は技術初心者が4人集まり、「プリプリペンギンズ」としてP2HACKS2023 Post-PBL部門に初参加した失敗談です。
ハッカソンに参加したいと考えている人の参考になればうれしいと共に、同じような過ちを繰り返さないよう懺悔として残しておきます。
はじめに
記事投稿時点での自己紹介から
- 公立はこだて未来大学(北海道の情報系大学)の学部3年生
- 普段は情報セキュリティ関連の論文、書籍を読み漁っている
- アプリ開発については有志のチームでAndroidアプリ開発を1年ほど(週1の活動なので実質半年弱くらい...?)
- 授業のPBLではUnityを触ったことあり
- 今回開発したWebアプリに関しての技術スタックはゼロ
上記からもわかる通り、いわゆるプログラミング初心者です。ほかのチームメンバーに関しても、アプリ開発の経験は私と同じくらいの3人が集まりました。正直、大失敗するフラグはビンビン立っているのですが、力試し程度で今回参加させていただきました。(おそらく技術力に関して、Pre-PBL部門を含めた参加者全員の中で最も低かったのではないかと思っています。)
制作したアプリ
今回のハッカソンのテーマは「ひんやり」でした。正味、私はアイディア等を考えるのが苦手であり何も思いつきませんでしたが、アイディア出しが得意なチームメンバーのおかげで
「ひんやり」×「ヒヤリハット」=「ひんやりハット」
というアプリを作ろう、とまとまりました。
アプリの概要は
- 冬の車の運転におけるヒヤリハットを削減する
- 路面凍結の可能性がある場合に通知
- 直近のスケジュールに対して準備時間を表示
- 1日を乗り切る格言をGPTを用いて表示
- その他天気に関する情報を表示
という感じです。
本来、こういった記事では使用した技術や発表の感想等をつらつらと書き連ねるべきなのですが、今回は主テーマではないため省略させていただきます。
失敗談本編
単刀直入に述べると、私たちのチームでは十分な成果物を仕上げることはできませんでした。また、発表に関しても明らかな準備不足により、グダグダなものとなってしまいました。
なぜ、このような大失敗が起こってしまったのか、自分なりに考えてみたので以下にまとめておきます。
失敗その1
チームメンバーが忙しすぎた
P2HACKSでは開発期間が9日間あるのですが、そのうちの5日間は上記のスケジュールとなっていました。私はキャリアセミナーに参加していなかったため、多くの開発時間があったのですが、ほか3人は参加していたため、上記に近いスケジュールとなっていました。上記スケジュールでは1日当たりの開発時間も1~2時間程度しか確保できず、開発に集中することはできませんでした。
また、忙しさ故チームメンバー間でのコミュニケーションも不足してしまいました。開発後半では、機能の詰めが甘く、実装に向けた話し合いを再度するといったことが起こってしまいました。期間の限られたハッカソンという場かつ、忙しさにより集まることが難しかった私たちのチームでは、いちはやく個人で開発するための開発環境を整えるべきでした。
これらの問題がありつつも、私は開発時間があったので、彼らの分もカバーできるよう頑張ろうとした矢先、次のことが起こりました。
失敗その2
参加者のうちの1人がインフル感染
私がインフルに感染しました。これにより、私の開発時間もほかのチームメンバーと同様に少なくなってしまい、結果として開発期間9日間のうち5日間はチームの稼働が少なくなってしまいました。
失敗その3
デザインメンバーの不足
これはハッカソン初参加ならではの経験不足からくる失敗なのですが、形ある成果物を出すためにはデザイナーというものが非常に重要な役割を果たしていることに気づきました。
また、ハッカソンでは発表において成果物をアピールする必要があり、スライドづくりや発表に工夫を凝らすためにもデザイナーが必要でした。
メンバーが決まった時からこの問題は上がっていたのですが、なんとかなるやろ精神で放置した結果、グダグダな発表となってしまったわけです。
学び
上記を踏まえて、ハッカソンに参加するにあたっての注意点は
- 参加前に十分な開発時間を確保できるようにする
- 形ある成果物を出すためにデザイナーは必ず確保しておく
- 開発環境の構築、成果物の機能の詰めは早めに終わらせておく
であると私は考えています。
今回の失敗の原因は、上記の事項に詰まっていると思います。もちろん技術力不足であるため、時間やメンバーが十分であっても優勝できたかどうかはわかりませんが、少なくとも清々しく終わらせることができたのではないでしょうか。
私と同じく、学生で初めてハッカソンに参加してみようと考えている人もいると思います。また、大人の方でも技術っコミュニティに勇気ある一歩を踏み出して、開発イベントに参加しようとしている方もいると思います。そういった勇気ある行動で悔しい経験を少しでも減らすことに、本記事が役立ってくれればと考えています。
謝辞
最後に本来想定していた稼働ができなくなってしまった中、サポートしてくれたチームメンバーに感謝申し上げます。時間のない中頑張ってくれたのに、悔しい結果になってしまったこと申し訳ないです。そして誘ってくれてありがとう。悔しくはありますが良い経験になりました。
そしてp2hacksを支えた運営の先輩方やスポンサー企業様にも、このような有意義な経験となる場を用意して頂いたこと改めて感謝申し上げます。