広告ブロッカー使っているとYouTubeで警告が表示されるようになりましたね。
最初のうちはバツボタンで閉じることができるポップアップ表示だったのですが、無視し続けていたら閉じることができないポップアップが表示されるようになりました。
まぁ素直に広告を見るか、YouTube Premiumに入れば良いのですが、一応回避策もあるようなので、自分なりに調べてまとめてみました。
警告の表示されるHTMLエレメントを削除する
一応技術者なのでディベロッパーツールでHTML見てみますよね?
そうすると、 ytd-enforcement-message-view-model というエレメントが含まれる tp-yt-paper-dialog エレメントがポップアップダイアログの要素であることがわかります。
この要素を消せばオーバーレイが消えて、再生ボタン等が押せるようになります。
YouTubeはSPAの作りになっているようなので、一度削除しておけば、他の動画を再生してもポップアップが再度表示されることはなくなります。
リロードに相当する操作をすると再度表示されてしまうので、自動化するのであればUserJSかUserCSS等で定義しておけば良いのではないでしょうか。
ただし、この方法はポップアップが表示されるべきタイミングで動画が一時停止しますので、都度再生ボタンを押す必要があります。
Vivaldiでブロックレベルをトラッカーのみブロックにする
僕は普段ブラウザとしてVivaldiを使っているのですが、Vivaldiは標準機能で広告ブロッカーやトラッキングブロッカーが付属しています。
サイトごとの設定でブロック強度を変更できるのですが、その設定で「トラッカーをブロック」に設定しておくと、広告は再生されないのに警告ポップアップも表示されないようです。
ディベロッパーツールで見ていると doubleclick.net/pagead/id なるURLへのアクセスがブロックされているので、そこから内部的なエラーが発生して広告が表示されないのかなぁなんて予想しています。
Fキーを押す
これが一番かんたん。フルスクリーンモードにすればポップアップよりも動画のほうが前面に表示されます。
(個人的にはフルスクリーンだと画面が大きすぎて使いづらい)
広告16倍速再生
これは自分で調べたわけではなく、Xで流れてきて面白いなと思ったものです。
Chrome拡張でAd Speedupを導入すると広告動画の再生が始まったことを検出すると16倍速で再生されるようです。
実際に使ってみたのですが、広告動画が怒涛の再生をして数秒で終わります。正直笑ったし、アプローチとして賢いなと思ったので紹介しておきます。
と、まぁいくつか回避策を並べてみましたが、よくわからんとか、面倒くさいな、と思ったら、素直に広告を見るか、Premiumに加入しましょう。
一応僕らもインターネットを使ったビジネスをしているので、便利だなと思うサービスにはやはりお金を出してほしいなぁと思います。
しかし同時に、やましい欲求は技術を進化させるので、ある程度イタチごっこがあってもいいとも思っています。対策するならどういう考え方をしたかわかったほうがいいので、技術的な部分も絡めて回避策を考えてみました。