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入社1年目から始める Qiitaへの投稿

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概要

最も効果的な学習方法は、アウトプットすること。だったら書けばいいじゃん、くらいの気持ちで投稿し始めたが、ちゃんと順を追って説明してみる。

準備

まずは気持ちの部分。とはいえここが一番大事なところでもあると思っている。

投稿する目的を決める

やる以上は、明確な目的意識を持つべき。なんだっていい。業界全体の働き方改革でもよし、ネタに走って人を笑わせるでもよし、会社からの評価のための定量的な指標にするでもよし。

私の場合、目的は3つ。

  1. 自分の理解を深めたい(Output For Input)
    例えば、わかりにくい概念をどうやって理解したか、それを再構築して言語化することで、その概念を自分の中にさらに定着させることができる。
  2. 誰かを助けたい(Output For Somebody)
    検索したけど記事がわかりくにい・そもそもヒットしない、という情報は、「ありそうでなかった」情報である。同じ境遇の誰かを助けることにつながる可能性が高い。
  3. あとで見返せるようにしたい(Output For Someday)
    学んだことを今の職場のナレッジとして蓄積していると、そこを離れるときに持ち出せない。また、自宅で書いた関数・マクロを技術サイトに投稿しておいて、それを職場でコピペして使ったり、他メンバーにサジェストしたり、ということもできる。

環境構築

記事のジャンルを決める

自分のやっていることで、アウトプットしたいこと・ジャンルをざっくり決める。この時点では、記事の内容とかまで細かく考えすぎない方がいいと思う。

私の場合、とある試験について職場内で情報をまとめようと思ったが、だったらパブリックに閲覧できるように技術サイトに投稿すれば、いつか誰かの助けになるかもしれないと考えたのがきっかけ。で、それ以降はほぼExcelネタしか書いてない。

適した技術サイトを見つける

いくつか技術サイトを検索して巡ってみて、自分のやりたいジャンルに適していそうなサイトを選ぶ
私の場合は、業務上の調べもの(Excel、Redmine、Network)でたびたびお世話になっていたQiitaを選択。

アカウントを作る

Qiitaの場合、「いいね」や「ストック」ができるようになったり、記事にコメントしたりできるようになる。もし今すぐに投稿する気がなくても、アカウントを作るべし。また、書いてみよう、といざ思ったときに、そこからアカウントを新規作成しなきゃいけないとなると、それだけでやる気を削がれる恐れがある。

下書きを触ってみる

記事の新規作成ボタンを押して、とりあえず何か書いてみる(公開はしない)。たくさんの機能を理解する必要はなく、使い勝手を体験してみることが大事。

Qiitaの場合は「マークダウン」という記法が使われている。文例などを参照して、主要と思われる下記の書き方を理解しておく。この5つだけわかっていれば、ひとまず記事は書ける。

内容 実例
見出しのつけ方 文頭に#を複数
強調表示 **強調したい文字**
特殊文字のエスケープ方法 \ <pre>本文</pre>
表の作り方 下書きの?マーク参照
画像の貼り付け方 下書きの写真マーク参照

記事作成

ここまでは初回のための準備。
ここからは記事を作っていく工程だが、以下の順序はあくまで一例である。
最適な順序は、人によって・記事によって異なる。タイトル(テーマ)、章立て(構成)、コード(読者が知りたいこと)、オチ(一番伝えたいこと)、どこから手をつけても不正解ではない。

タイトルを決める

私の場合、まずは記事のタイトルを決めることから始める。
書きたいことを最初にタイトルで宣言しておくことで、話題が散漫にならず、文章全体の背骨がしっかりすると考えているため。

読んでほしい相手・レベルを想定した上で、伝えたいことの骨子がわかるように
タグ機能などがあったとしても、どの技術を扱うかはタイトルに書いた方がいい。PCで見えてるタグがスマホやタブレットでも見えるとは限らない。
ものごとを端的に伝えるには、20文字がいいと浅田すぐる氏が提唱している。ちなみに、Yahooトピックスは字で13文字、俳句は音で17文字。

記事の構成を決める

記事の内容をどのように展開していくかを考える。他の記事でわかりやすい構成のものがあれば、それを拝借するのもあり。下記あたりが必須だと思う。

  • 概要(背景)
  • 実現したいこと
  • 実現方法
  • 検証
  • まとめ

文章を書く・画像を貼る

構成が決まったら、ようやく文章を書いて画像を貼る。作文に苦手意識を持っている人がIT業界には多いように感じるが、「文章から書き始めようとしているから」というのがひとつの理由ではないだろうか。構成を先に考えておいて、その段落で何を伝えればいいかが明確になっていれば、格段に文章が書きやすくなるはず。

文章の書き方(国語的な意味で)については…誰かが書いてくれているはず。繰り返し書いてフィードバックをもらうのが習熟の近道かもしれない。
画像は、シンプルなものを自作するべき。私はPowerPointで図を作っている。

他サイトや書籍から引用する場合は、著作権を十分に考慮する必要がある。著作権がわからない場合は、フェイルセーフで考えて、引用しない方が無難。

確認

情報の裏を取る

記載したことが本当に正しいのか、確認する。
かつては、ネットの情報は眉唾モノと言われていたが、令和の時代においては、ネットに載っている情報が常識だと認識されるだろう。だから、ネット上にアウトプットする以上は、それなりの責任感を持たなければならない。
もし裏が取れず、自信が持てない・推測の範囲であるなら、いっそ記載しないか、あくまで推測であることを断っておくべき。

作った記事を見直す

頭から通しで読んでみて、わかりにくいところがないか、ワンワード・ワンミーニングになっているか、などを確認する。先入観のない状態でイチから再読するのがベストなので、朝の電車とかちょうどいい。

「夜は悪魔の時間だから、夜に書いた原稿は、翌朝太陽の下で読み直すこと(意訳)」
   ────────ドイツの神学者 ディートリヒ・ボンヘッファー

投稿する

確認が済んだらあとは投稿ボタンを押すだけ。
はじめから完璧を目指す必要はない。失敗なくして成長なし。

ネット上にパブリックに公開すると、誰かが反応してくれることがある。間違いの指摘かもしれないし、真意のわからない「いいね」かもしれない。それらに一喜一憂しつつ、記事を修正することも必要である。

まとめ

無知から来る恐れが行動を妨げる。やり方・流れを決めておくことで、アウトプットのハードルは下げられる。

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