以前こちらの記事を書きましたが、追加・修正すべき情報がありましたので、こちらの記事を書いています。
以前の記事で、「CPUでは1つのコアにつき、1つのスレッドしか処理できません。」と書きましたが、これは誤りでした。
1つのコアでも2つ以上のスレッドを処理できる場合があります。それを実現する技術が同時マルチスレッディングです。
同時マルチスレッディング登場以前のコアだと1つのスレッドしか処理できないため、コアに余力がある場合が多く、非効率でした。
同時マルチスレッディングではその余力を利用して1つのコアで2つ以上のスレッドを処理できるようにしました。
以前の記事に載せた図を修正すると以下のようになると思います。
よく、CPUの種類で4コア/8スレッドのような表記がありますが、これはCPUのコアが4つで、この4つで同時に処理できるスレッド数が8つという意味なんですね。もし1コアにつき1スレッドしか処理できなかったら4コア/4スレッドなので、それよりも処理能力が高いと言えます。
コア数とスレッド数が多ければ多いほど、CPUの処理能力は高いと考えておけば良いと思います。