TL;DR
物理マシンで運用していたサーバを、ハードの老朽化のためマシンを変えることになった。
これを機に、運用に柔軟性を持たせるために仮想化を行うことにした。
ハイパーバイザとしてProxmox VEを、ストレージのコピーにはclonezillaを使うことで簡単に仮想化を達成できた。
手順
Proxmox
公式の手順通りにインストールを行う。
clonezilla
USBメモリ等に書き込み起動ディスク(?)を作成する。
移行先の仮想マシンを作成
ほぼデフォルト設定のシンプル構成でVMを作成する。
移行元のマシンがUEFIブートの場合はBIOSをONVIFに変更するのを忘れないように注意する。
移行元マシンの準備
今回は移行元のディスクサイズが移行先と同一であったため、パーティションの縮小が必要になった。
幸いclonezillaにはresize2fs
コマンドが組込まれていたので、clonezillaの起動ディスクで起動後にコマンドラインに移行しresize2fs
を実行することで縮小ができた。
clonezillaの実行(移行元マシン)
clonezillaを起動後のモード選択でremote-source
を選択しIPなどを指定する。
準備が完了するとコピー先からの接続待ち状態になる。
clonezillaの実行(移行先VM)
VMの起動ディスクにclonezillaのisoイメージを指定し起動する。
モード選択でremote-dest
を選択し移行元マシンのIPを指定するとコピーが開始される。
※ 移行元と移行先のディスクサイズが異なる場合はパーティションテーブルを適切に設定する選択を行う
VMの起動
移行先のVMを再起動し動作を確認する。
あとがき
ディスクのコピーにclonezillaを使うこととパーティションテーブルの設定でつまずいたが、結構簡単に物理マシンの仮想化を行うことができた。