ネットワークインターフェースとは?
仮想マシン(VM)がネットワークと通信するための「窓口」
1. ネットワークインターフェースの役割
Azure 上の仮想マシン(VM)をインターネットや他のネットワークに接続するためには、ネットワークインターフェース(NIC: Network Interface Card)が必要です。
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実際の PC やサーバーにおける「LAN ポート」や「Wi-Fi アダプタ」に相当します。
これがないと、仮想マシンはネットワークに接続できません。
✅ Azure NIC の主な役割
- 仮想マシンがインターネットに接続する(パブリック IP を持たせる)
- 仮想マシン同士を接続する(同じ仮想ネットワーク内で通信)
- ファイアウォールやルーティング設定を適用する(NSG を割り当てる)
2. ネットワークインターフェースの構成
Azure のネットワークインターフェースは、以下のような構成要素を持ちます。
◆ プライベート IP アドレス(必須)
- 仮想ネットワーク(VNet)内で VM を識別する IP アドレス
- 他の VM と通信する際に利用されます
◆ パブリック IP アドレス(任意)
- インターネットからアクセスするための IP アドレス
- 外部から VM に直接アクセスできるようになります
◆ ネットワークセキュリティグループ(NSG)
- 通信ルールを定義するファイアウォールのようなもの
- 例えば「この VM には外部からアクセスできるか?」などの制御が可能
◆ サブネット
- 仮想ネットワーク(VNet)内でのネットワーク範囲を定義
- VM がどの範囲のネットワークと通信できるかが決まります
◆ ロードバランサーとの関連付け(オプション)
- 複数 VM に対してトラフィックを分散する場合に利用します
3. ネットワークインターフェースの使い方
仮想マシンに対して、1つ以上の NIC を割り当てることが可能です。
● 単一 NIC(基本形)
- 1つのネットワークに接続する VM
● 複数 NIC(高度な構成)
- 2つのネットワークにまたがる VM(例: インターネットとプライベートネットワークを分離)
💬
社内ネットワークとインターネットの両方に接続する VM を作りたい → NIC を2つ持たせる
📝 まとめ
● ネットワークインターフェースとは?
仮想マシンがネットワークと通信するための「接続ポート」
● どんな役割?
- 仮想マシンがネットワーク(インターネット・社内)に接続するための窓口
- プライベート IP・パブリック IP を設定可能
- NSG(ネットワークセキュリティグループ)で通信制御ができる
🚀 一言で言うと…
仮想マシンがインターネットや社内ネットワークに接続するためのネットワークポート