前置き
Macの標準バックアップ機能、「TimeMachine」。
Appleの標準機能とは思えないほど失敗しやすく不安定な機能ですよね。
今回、Macを修理に出していたものが返ってきたので、「TimeMachine」でのバックアップ、復元を行いました。
苦戦したので、少しでも成功率を上げるポイントを残していこうと思います。
環境
- 移行元:MacBook Pro
- 移行先:MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
- macOS Mojave ver 10.14.6
- NAS(バックアップの保管先)
- ESET(アンチウイルスソフト)
バックアップ編
目的:移行元のMacのデータをNASへバックアップ
- 不要なファイルを削除しておく
- バックアップに掛かる時間の短縮のため
- アンチウイルスソフトを切る(deamonもkill)
- 私の場合はESETです。どうもTimeMachineでのバックアップと相性が悪いみたいです。よく失敗していました。
- 有線LANでMacを接続
- 無線だとネットワークが切れる可能性がある。
- 有線だと少なからず安定して高速にバックアップできる。
- TimeMachineのリミッターを解除する
- TimeMachineはデフォルトで他の作業を邪魔しないように、使うリソースの量が制限されています。
- 高速にバックアップが取れるように以下コマンドでリミッターを解除できます。
- 体感的にはバックアップに使うリソースは2割増しぐらいだったので他の作業は邪魔されませんでした。
- この設定はMacの再起動で自動でデフォルトに戻ります。
$ sudo sysctl debug.lowpri_throttle_enabled=0
復元編
目的:NASのバックアップデータを元に移行先Macに復元
- 移行先のMacのハードディスクを初期化する
- 工場出荷状態にします。
- バックアップのmacOSと同じバージョンのmacOSをインストール
- OSのバージョンは揃えておくと成功しやすい
- 有線LANでMacを接続
- バックアップ編と同じ理由
- OSインストール後の初期設定最中の「移行アシスタント」画面から「Mac, TimeMachine」を選択して全てのデータを移行
まとめ
それでも1,2回失敗することがあります。
私は最終的に上記方法でバックアップ・復元が出来ました。
ご参考迄に。