はじめに
ひと昔の翻訳機能と比較して、最近のGoogle翻訳やDeeplは機械学習の影響もあり飛躍的に進歩しましたね!
今や大体の公式ドキュメントなんかは翻訳を使えば理解できてしまいますよね... それでも、エンジニア英語必須説を唱える人がまだ多いのも事実です。
そんなわけで、去年の7月に自身の英語力を知るために受けたTOEICの結果も踏まえ、インフラエンジニア二年目の目線から、英語力の必要性について考察してみたいと思います!
この記事を見て欲しい人
・エンジニアとして英語の勉強している人
・キャリアアップのため、これから英語を勉強しようと考えているエンジニア
・英語がエンジニア業務にどう貢献するか知りたい人
現在のTOIECスコア
私が受けたのは2021年7月で結構時間が経過してしまっていますが、スコアは当時『865点』でした。
そもそもTOEICを受けた理由は、最後に受けたのが大学4年の時、就活に使えるという先輩のアドバイスもあり、イヤイヤながら受けてみたのですが、それ以来受ける機会もなく、ふと、今の自分の英語力ってどのくらいなんだろうと思ったのがきっかけでした。試験の1ヶ月前に予約をして、そこから過去問を仕事の休憩中と休日に時間を見つけながらやりました。
本題
結論から言うと、英語力はあったほうがいいけど必須ではない、と言うのが私の見解です。
理由は以下です。
1. 翻訳機能が近年かなり飛躍的に進歩している
2. 語学を学ぶより技術を学ぶ方を優先するべき
3. 国内であればコミュニケーションの大半は日本語でやり取りされるから
1. 翻訳機能が近年かなり飛躍的に進歩している
個人的にこれが一番の理由です。
私はサーバの構築・運用でエラーが出た時、とりあえずエラー文をコピってGoogle翻訳を使います。
もしくはエラー文をそのまま検索かけるとqiitaなどで大体同じ問題にぶつかっている人がいますし、解決策も丁寧に説明してくれています。
もちろん、エラーやベンダーのドキュメントを原文のまま読めたらいいのかもしれませんが、便利なツールを使ってその能力をカバーできてしまうのであればそれで問題ないと私は思うのです。
本来の目的はエラーを解決することなのに、無駄に頑張って英語で読もうとしては本末転倒ですよね?それなら自分に足りないスキルをカバーできるのであればそっちの方が効率的でゴールへの近道になるのです。
2. 語学を学ぶより技術を学ぶ方を優先するべき
特に未経験者や駆け出しエンジニアに向けてですが、ITエンジニアなのであれば何より『技術』が大事だということです。
私がまだこの業界に入る前、何も未経験として何社か面接をしたのですが、履歴書にTOIECのスコアを書いても英語力について問われることはほとんどなかったですし、むしろ「なんでインフラエンジニアになりたいのか?」とか「どんな技術に興味があるのか?」、「この分野について普段はどんな勉強をしているのか?」といった技術的な質問が大半でした。
なので、語学はあるレベルまで技術を身につけてからでも遅くない、というのが私の見解です。
3. 国内であればコミュニケーションの大半は日本語でやり取りされるから
リスニングやスピーキングに関して言えば、そもそも日本に住んでいてそこまで必要なのか?という疑問があります。
中には英語の案件に携われるチャンスが増える、とか言うエンジニアもいますが、日本に住んでいる限り英語を使う案件自体が少ないと各求人サイトを調べて思いました。どうしても英語を使って仕事がしたいという人ならリスニングやスピーキングにも力を入れてもいいとは思いますが、そもそもそういう人たちは海外で仕事を探したほうが早いのではないでしょうか。
それよりも上述したように、様々な技術を勉強して、他エンジニアと差別化できる技術を身につけたほうがやりたい仕事の幅も広がりますし、何より技術者としてかっこいいですよね!
さいごに
今回は番外編で英語力について個人的な見解を述べてきましたが、私自身、洋楽や洋画に大きく影響されて学生時代は英語を勉強するのが好きでした。
ただ、その当時から思っていたのは英語はあくまで『手段』であって『目的』ではないということです。言語というのは相手に何かを伝えるためのツールであって、そもそも伝えたいことがなければ大した力を発揮しないのです。極端な言い方をすれば、英語力はネイティブ並みだけど駆け出しエンジニアと、英語力は中学生レベルだけどエンジニアとしては一流であれば後者の方が重宝されるのではないでしょうか。
私はまだまだ新米エンジニアなのでこれからもいろんな技術や知識を勉強して、その副次的な要素として英語が今後活かさればいいなと思います。