Pythonのif
文は条件によってコードを実行するかどうかを決定するために使用されます。基本的な構文は次のとおりです:
if 条件:
実行するコード
条件が真(True)の場合、if
の下にあるインデントされたコードが実行されます。条件が偽(False)の場合、そのコードはスキップされます。
1. 基本的なif
文
以下の例では、変数x
が10以上の場合に「x is 10 or greater
」を出力します。
x = 15
if x >= 10:
print("x is 10 or greater")
2. if
とelse
条件が満たされなかった場合に別のコードを実行するには、else
を使用します。
x = 5
if x >= 10:
print("x is 10 or greater")
else:
print("x is less than 10")
3. if
、elif
、else
複数の条件をチェックする場合は、elif
("else if"の略)を使います。
x = 7
if x > 10:
print("x is greater than 10")
elif x == 10:
print("x is exactly 10")
else:
print("x is less than 10")
4. 入れ子のif
文
if
文の中にif
文を入れることもできます。
x = 12
y = 8
if x > 10:
print("x is greater than 10")
if y < 10:
print("y is less than 10")
5. 条件の組み合わせ
複数の条件を組み合わせてチェックすることも可能です。
x = 7
if x > 5 and x < 10:
print("x is between 5 and 10")
6. 条件の否定
条件が満たされない場合をチェックするにはnot
を使います。
x = 7
if not x > 10:
print("x is not greater than 10")
実行例
以下のコードを実行してみて、どのように動作するかを確認してください。
age = 20
if age < 18:
print("You are a minor.")
elif age < 65:
print("You are an adult.")
else:
print("You are a senior citizen.")
このコードでは、age
に応じて異なるメッセージが出力されます。age
が18未満の場合は「未成年」、18以上65未満の場合は「大人」、65以上の場合は「高齢者」と表示されます。
if
文は非常に強力で、条件に基づいてプログラムの流れを制御するために広く使われています。基本を理解したら、複雑な条件や入れ子の構造などにも挑戦してみてください。