はじめに
こんにちは!最近話題のAIツール「Dify」を使って、プログラミング知識ゼロでも作れる情報収集エージェントを作ってみました。
「AIエージェント開発」と聞くと難しそうですが、Difyを使えばドラッグ&ドロップだけで本格的なAIアプリが作れちゃうんです。今回は実際に手を動かしながら、その魅力をお伝えします!
Difyって何?
Difyは、誰でも簡単にAIアプリケーションを作れるノーコード/ローコードプラットフォームです。
3つの大きな特徴
- ビジュアルワークフロー - フローチャートを描く感覚でAIの処理を設計
- 豊富なテンプレート - カスタマーサポート、文書要約、翻訳など、すぐ使える雛形が満載
- 日本語完全対応 - インターフェースもドキュメントも全部日本語!
実は、食べログなどの企業も使っているんですよ。
今回作るもの:Webサイト情報収集エージェント
今回は、Webサイトから情報を収集して、要約してくれるエージェントを作ります。例えば:
- 「今日の日付は?」
- 「〜月〜日のプロ野球の試合は?」
といったことが、ボタン一つでできるようになります!
準備するもの(10分で完了!)
1. Difyアカウントの作成
Dify公式サイトにアクセスして、無料アカウントを作成します。
GitHubアカウントでもログインできるので、30秒で完了!
2. Gemini APIキーの取得(無料枠あり)
- Geminiでアカウント作成
- API Keysページで新しいキーを生成
- キーをコピーして保存(後で使います)
※無料枠で十分試せます!
さっそく作ってみよう!
Step 1: 新しいアプリを作成
- Difyのスタジオで「最初から作成」を選択
- アプリ名を設定
Step 2: ワークフローの作成
ここからが楽しいところです!
- 作成したアプリをクリック
- 開始ノードの+ボタンをクリックし、ノードを追加
使うノードは4つだけ!
[開始] → [Tavily] → [LLM] → [終了]
Step 3: 各ノードの設定
📥 スクレイピングノード
Webサイトから情報を取得する部分です。
今回はTavilyというツールを使用します。
🤖 LLMノード(これが頭脳!)
AIに要約をお願いする部分です。
systemの部分にプロンプトを書いていきます。
Step 4: 変数の設定
アプリの入力欄で、ユーザーの質問を入力できるようにします。
- 開始ノードの入力フィールドで「+」をクリック
- 名前を設定し、必須にチェックを入れて保存
動かしてみよう!
右上の「実行」ボタンをクリックして、実際に試してみましょう。
入力例: 今日の日付は?
すると...
要約結果:
{
"text": "複数のソースから情報を集約すると、今日は以下の通りです。\n\n* 令和7年7月1日\n* 西暦2025年7月1日\n* 曜日:火曜日 (Result 4より)\n\n\nこれらの情報から、今日の日付は2025年7月1日(火曜日) となります。\n"
}
みたいな感じで、きれいにまとめてくれます!
さらに便利にカスタマイズ
📊 データベース保存
収集した情報を自動的にNotionやGoogleスプレッドシートに保存することも可能です。
⏰ 定期実行
「毎朝9時に競合サイトをチェック」みたいな自動化も、スケジュール機能で簡単に設定できます。
つまずきポイントと解決策
Q: 要約が思った通りにならない
A: プロンプトを調整してみましょう。例えば:
- 「ビジネス視点で要約して」
- 「技術的な詳細は省いて」
- 「箇条書きで5つにまとめて」
Q: 処理が遅い
A: 並列処理ノードを使うと、複数のサイトを同時に処理できて高速化できます。
まとめ
いかがでしたか?プログラミングができなくても、Difyを使えばこんなに簡単にAIエージェントが作れちゃうんです。
今回作ったのは基本的な情報収集エージェントですが、アイデア次第で:
- カスタマーサポートボット
- 社内FAQ自動応答システム
- 議事録自動作成ツール
なんかも作れます。
ぜひ皆さんも、自分だけのAIエージェントを作ってみてください!
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