はじめに
他人に1冊だけ紹介するとしたら、間違いなくこの書籍になります。世界的な大ベストセラーです。私は若き日に書店で出会いました。そして私の人生哲学に多大な影響を与えました。その後、子ども達にも、職場の同僚にも、仕事のお客様にまで勧めまくっています。
ポイント
7つの習慣とは
- 人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れるには人格主義が大切。
- 人格主義の実践には3つの私的成功(個人側面の習慣)と、3つの公的成功(他者関係の習慣)、および、それらの習慣化のための領域バランスと繰り返しの合計7つの習慣が必要になる。
- うわべだけのテクニックによる成功では、永続的な幸福には至れない。
第1の習慣『主体性を発揮する』
- 主体性を発揮しよう。
- 自分がコントロールできるところから影響を与えていく。例えば、相手の変化を求めるより前に、自らが相手に合わせて変わる。
第2の習慣『目的を持って始める』
- 忙しすぎて目的を見失ってはダメ。
- ミッション・ステートメントとして表現してみよう。
第3の習慣『重要事項を優先する』
- 緊急度と重要度を各軸とするマトリックスを作って、4つの領域を考えよう
- 緊急で重要な仕事は最優先せざるを得ない。そこにほとんどの時間を費やすことが多いかもしれないが、残った時間の使い方がポイントとなる。
- 残りの3つの領域で、もっとも優先すべきは、重要で緊急でないものである。しかし、多くの人は、緊急で重要でないものを優先してしまうという罠に陥る。例えば、長期で身につけるべき大切なスキルではあることは分かっていても、日常の多忙を言い訳に時間を費やしてしまうなど。
第4の習慣『Win-Winを考える』
- 長期的な関係で成功するには、Win-Win(相手も自分も成功する)しかない。そうでない場合にはNo Deal(取引をしない)を選択する。
第5の習慣『理解してから理解される』
- 他者との関係を作る場合、自らを理解してもらう前に、まず相手を理解する。傾聴する。
- 他者との関係では信用残高が効く。まずは預け入れが必要(相手を理解、小さなことも大切に、約束を守る、期待を明確にする、誠実さを示す、謝るべきは誠意を持って謝る)
第6の習慣『相乗効果を発揮する』
- 相乗効果こそ、リーダシップの本質である。
- 相手を尊敬するコミュニケーションでは妥協が入るが、信頼と協力のレベルを上げて創造的に相乗効果の出るコミュニケーションを目指そう。
第7の習慣『刃を研ぐ』
- 肉体的、精神的、知的、社会・情緒的の各側面でのバランスをとりながら日常での実践で習慣化
書誌情報
- 書籍名:7つの習慣
- 著者:ステューブン・R・コヴィー
- 出版社:キング・ベアー出版
- ISBN:4-906638-01-5
参考
- Youtubeで「7つの習慣」で調べると、たくさん出てきます。10分程度で解説してくれるので、まずはそれを2~3、見てみることをおすすめします。