この記事について
2024年8月に開催されたJDLA主催のE資格認定試験(以下本試験)において、無事合格することができました。この記事では対策として行なったこと、試験の準備、そして当日の感触について振り返っていこうと思います。
前提
AI開発経験のない若手エンジニアです。G検定を取得済みであるほか、理系の大学院を出ているため、統計や行列計算の基礎はある程度身についています。
準備1:JDLA認定プログラムの受講
本試験では、事前に認定プログラムを受講して修了証を得ることが申込要件になります。私はDeepSquareさんのE資格講座を選択して受講しました。
https://ai-edu.deepsquare.jp/
安さに注目して選びました。
コース内容はビデオ講座と確認問題、最後に修了課題として本番に近いマークテストと、AI開発演習があります。
ビデオ講座に3週間、修了課題に2週間くらい使ったかなと記憶しています。が、修了認定の申請を試験直前まで失念してしまい、E資格受験が半年遅れることになりました。(本当は2024年2月に受験するつもりだった)
絶対に余裕をもって受講し、課題終了後は速やかに修了証を申請しましょう。
修了課題のAI開発演習では、初歩的な分類問題を解かせたり画像読み取りタスクを学習したりといった問題が出題されました。真面目に取り組むことで、座学以上に大きく理解を得られました。特に機械学習ライブラリは触って慣れるのが手っ取り早そうです。
生成AIを使ってコード補完することで大幅に難易度が下がりますが、試験本番に貢献し得る課題なので自力推奨です。
準備2:黒本
定番の対策問題集、通称黒本です。
徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版
本番前に4周ほどして、隙なく答えられる状態にしました。
問題量がかなりあるので、時間をかけて正確に理解するのがおすすめです。
試験本番
家から最寄りの会場で、焦らず眠気もないちょうどいい午後の時間に受験しました。
とにかく時間が足りなくなる出題量なので、悩んでも答えが出ない問題はなるべくスルーして、最後に計算が必要な問題をまとめて電卓で処理しました。見直しをする余裕はなかったです。
結果
無事合格できました。得点は以下の通りです。
機械学習、深層学習ともにけっこう力を入れたつもりでしたが、結果を見れば座学と黒本に対策が偏りすぎていたかもしれません。
そのほか感想として、
・DeepSquare修了課題のマークテストが、難易度や範囲の面で黒本の模擬試験より本番の出題に近かった印象
・出題範囲の変更に伴い行列計算の対策価値が下がった
・対策困難だが時事問題も出るので、ニュースを確認しておくべき
という所感です。
まとめ
なんとか合格といった感じです。とにかく修了証は早めにもらいましょう。