Certified Jenkins Engineer (認定Jenkinsエンジニア)になりました。
調べてもあまり先駆者の情報が出てこなかったこともあり、Qiitaデビューがてら記録を残したいと思います。
下記は2019年1月に私が受験した時点での情報です。公式の情報が最新だと思いますので、受験時は必ずそちらを確認してください。
試験概要
- 主催:CloudBees社
- 受験場所:Kryterionのテストセンター
- 受験料:$150
- 設問数:60問
- 合格ライン:40問 (66%)
- 試験時間:1時間半
ちなみにCertified CloudBees Jenkins Engineerという資格もありますが、こちらはCloudBees提供の有償版のJenkins、いわゆるJenkins Enterpriseに関する資格です。
公式提供資料
試験に必要な情報はこちらの公式ページから入手できます。
Study Guideに出題範囲や出題比率、例題など掲載されているため必読です。ただ後述の通り範囲はかなり広く指定されているので全部を網羅するのは難しいです。
FAQは試験の概要を知る上でも一通り読むことをお勧めします。
試験勉強
出題カテゴリは以下の4つです。
- Key CI/CD/Jenkins Concepts
- Jenkins usage (features and functionality)
- Building Continuous Delivery (CD) Pipelines
- CD-as-Code Best Practices
CI/CDの概要や考え方などを形式的にどう学ぶかというのは難しいですが、ソフトウェアエンジニアとしてCI/CDに関わりがあるのであれば特に問題となるレベルではないと思います。
問題なのはJenkinsの機能についてで、これは「〇〇を実現するにはどうするか」「〇〇な設定でどういう挙動になるか」といったかなり具体的な設問がでます。普段Jenkinsを使っているだけでは触れていない機能もあると思うので、Study Guideを見ながら勉強することが重要です。ただ、Study Guideに挙げられている項目は非常に多いので、ある程度絞って取り組むことにはなると思います。
個人的にはPipeline、Security、REST API、Fingerprints、Artifactsあたりは一通り確認しておいてよかったなと思いました。
また、Jenkinsの管理者/利用者の双方の観点からの出題があるので、普段どちらか一方でしかJenkinsに触れていない場合は注意が必要です。
勉強はやっぱり直接触るのが一番なので、私は勉強用のJenkinsを立てていじってました。
Docker Hubから公式イメージを引っ張ってくれば一瞬で環境構築できます。またブラウザ設定を英語にすれば英語表記になるので試験と対応のとれた用語で勉強できます。ビルド用のソースはGitHubのプライベートリポジトリに入れておけばやりたい放題です。
最後に、英語ですが語彙も普段目にするようなレベルですし、制限時間も余裕があるので英語が問題になるようなことはなかったです。
受験
テストセンターで受験します。ここまでくればパソコンで画面に表示される選択式の問題を淡々と解くだけです。
手ごたえがあったわけではないですが、わりと余裕で合格できていました。
合格すると認定証が掲載されたページのURLがメールで送られてきます。
自分もJenkinsおじさんになったんだなと感慨深い気持ちになれます。
まとめ
Jenkinsが使える、CI/CDやDevOpsの最低限の知識を持っているということの証明によいのではないのかと思います。自分としても知識の振り返り、新しい知識の習得の両方でよかったと思います。
もっとJenkinsおじさんを日本に増やしましょう。