0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Proxmox VE 8.2の無償版をインストールする

Last updated at Posted at 2024-10-19

方針

長々と愛用していたVMware ESXiの無償提供が終了したので、頑張ってProxmox VEに移行する。
この記事ではインストールと初期設定を書く。

NVMe、SSD、HDDの3つのジャンルのディスクをそれぞれLVMのVGにまとめて、
容量重視で可用性はバックアップに賭けてガツガツディスクを追加していく方針。

SELinuxは切らない、セキュリティポリシーは当てる、ファイアーウォール設定もする。

インストール

ハードウェア

今回準備したハードウェアは以下のもの

項目 パーツ コメント
CPU Core i7 6700K 4.0GHz
メモリ 16GiB 旧HWから移行後に足す予定
SSD 1 NVMe SSD 1TiB Proxmox + 高速ディスク
HDD 1 Desktop向けHDD 3TiB 低速ディスク1
HDD 2 Desktop向けHDD 8TiB 低速ディスク2

DL元

ISOの名前が 8.2-2 などの2枚目のディスクかと思うような名前だけどバージョンのようだ。
この記事は8.2-2で作成。

USBに書く

refusでUSBに書く
下のリンクからrefus-*.exeの標準をDL
https://rufus.ie/ja/

proxmox-ve_8.2-2.isoを選択して書き込み。
image.png

インストール

インストール中画面キャプチャーができなかったのでメモ程度
USBさしてBoot。
しばらくするとGUIかCUIを選ぶ画面っぽいものが出てくるので、GUIを選択
国・タイムゾーン、IP、アカウント設定、インストール先のディスクを選んで実行。(詳しい順序をメモり忘れた)
聞かれたことにこたえるだけでオプション等は選んでない。
NVMe SSDに対してUSBメモリからインストールしたら爆速だった。

インストール後の設定

WEBにログイン

起動したら、あとは画面もUSBもキーボードマウスもいらない。
http://[インストール時に決めたIP]:8006 にアクセス。
ユーザー名は root 。
パスワードはインストール時に決めたパスワード。
ランゲージに日本語 - Japaneseを選択。
image.png

無償版に切り替える。

有効なサブスクリプションがない警告が出る。
OKを押して閉じる。
image.png

左ペインの、データセンターの下の設定したホスト名を選択
中央のリポジトリを選択
image.png

APTリポジトリの 以下二つを選択して上部の 無効ボタンを 押す。

image.png

追加ボタンを押す。
有効なサブスクリプションがない旨の警告が出る。OKで閉じる。
image.png

追加: リポジトリ画面で、No-Subscriptionを選択して追加ボタンを押す。
image.png

アップデートを選択して、再表示ボタンを押す
有効なサブスクリプションがない旨の警告が出る。OKで閉じる。
image.png
アップグレードボタンを押す
小窓でシェルが立ち上がる。

Do you want to continue? [Y/n] Y

終わったら画面を閉じて、右上の再起動ボタンを押して再起動する。
image.png

ディスクの設定

左ペインの、データセンターの下の設定したホスト名を選択
中央のディスクを選ぶ
image.png
インストール済みのSSDはパーティション設定がされているが、HDDはパーティション設定されていない。
/dev/sdaを選択して GPTでディスクを初期化 ボタンを押す
/dev/sdbを選択して GPTでディスクを初期化 ボタンを押す

左ペインの、データセンターの下の設定したホスト名を選択
中央の シェル を選択

HDD1の初期化 :の先が空になっているのはそのままEnterでデフォルト採用。全容量利用

gdisk /dev/sda
Command (? for help): n
Partition number (1-128, default 1): 
First sector (34-5860533134, default = 2048) or {+-}size{KMGTP}: 
Last sector (2048-5860533134, default = 5860532223) or {+-}size{KMGTP}: 
Hex code or GUID (L to show codes, Enter = 8300): 8e00
Command (? for help): w
o you want to proceed? (Y/N): Y

HDD2の初期化 :の先が空になっているのはそのままEnterでデフォルト採用。全容量利用

gdisk /dev/sdb
Command (? for help): n
Partition number (1-128, default 1): 
First sector (34-15628053134, default = 2048) or {+-}size{KMGTP}: 
Last sector (2048-15628053134, default = 15628052479) or {+-}size{KMGTP}: 
Hex code or GUID (L to show codes, Enter = 8300): 8e00
Command (? for help): w
o you want to proceed? (Y/N): Y

LVMの設定

pvcreate --metadatasize 1024M /dev/sda1
pvcreate --metadatasize 1024M /dev/sdb1
vgcreate --metadatasize 1024M HDD /dev/sda1 /dev/sdb1
lvcreate -l 100%FREE --poolmetadatasize 1024M -T -n HDD HDD

ストレージへ割り当てる
左ペインの、データセンター を選択
中央の ストレージ を選択
画面中央上側の 追加ボタン を押す
image.png
LVM-Thinを選択
image.png
ID: local-hdd
ボリュームグループ: HDD
Thin Pool: HDD
内容: ディスクイメージとコンテナ両方選択
追加ボタンを押す
image.png
local-hddが追加される。
image.png

SSD側の再設定

local-lvmが分かりづらいので、local-nvmeに変えたい。
将来的にはSATA SSDも追加するので、local-ssdはそちらで使う。

local-lvmを選択して削除ボタンを押す
image.png
警告が出るが、この時点ではVM作成していないので はい を選択
追加 → LVM-Thin を押す
image.png
ID: local-nvme
ボリュームグループ: pve
Thin Pool: data
内容: ディスクイメージとコンテナ両方選択
追加ボタンを押す
image.png

ファイアーウォール設定

ポリシーの作成

左ペインの、データセンター を選択
中央の ファイアーウォールの中のセキュリティグループ を選択
左側のグループ作成ボタンを押す
グループ linux コメント Linux標準 と入れて作成
linux を選択して右側のルール追加ボタンを押す
image.png
in ACCEPTのまま、有効にチェックを入れて マクロを SSH に
ソースは、IPアドレスの範囲や操作端末のIPを入れる。 192.168.0.0/24 みたいな。
OK押すと追加される。
image.png
image.png
Linux全体用に何かのポートを開けるときはこのlinuxを使ったり、
ファイルサーバー用にsambaを開けるグループを作ったりする。

使用前の準備

OSインストールイメージ投入

左ペインの、データセンターの下の設定したホスト名の下、local(pve) を選択
中央のISOイメージを選択
アップロードボタンを押す
image.png
ファイルを選択してアップロードボタンを押すimage.png
終わったら閉じるが、画面は更新されないので他のページを開いてから再度 ISOイメージ を選択すると更新される。

VM作成

VMの作成

画面右上、VMを作成 を押す
image.png

名前を入力して 次へ
image.png

アップロードしたインストールイメージを選択して 次へ
image.png

基本的には何の設定もいらないはず 次へ
image.png

10TiBのHDDのファイルサーバーを作りたいので、
10240 GiBのlocal-hddのディスクを、キャッシュ Write backの設定にして 次へ
image.png

2コアにして 次へ
image.png

メモリは2GBあれば十分なはずなのでそのまま 次へ
image.png

ネットワークはデフォルトのまま 次へ
image.png

確認が出るので 完了 を押す。
image.png

VM起動

作成されたVMを選択して、 開始ボタン を押してから コンソールボタン を押す。
image.png

OSインストール

AlmaLinux 9.4の最小インストール このページに要らないかも。
日本語選択されているので 続行
image.png

  • 最小限のインストール
  • パーティションはカスタム
    • デフォルトのLVM
    • 一回/homeの容量をちょっと下げる。
    • パーティション追加
      • /srv 1GiB
      • /tmp 1GiB
      • /var 20GiB
      • /var/log 10GiB
      • /var/log/audit 1GiB
      • /var/tmp 1GiB
      • /opt 1GiB
    • 全ディスク ext4 に変更
    • /homeの容量を全容量より超えるほど上げる
      (勝手に最大まで下がる)
  • イーサネットはIPの設定をする
  • セキュリティプロファイル ANSSI-BP-028 (high) を選択
    気を付けたいのが、このプロファイルはhomeでnoexecなどのセキュリティを入れているので、Home上などで実行ファイルをおいても実行できないなどの制約がある。
    不便だが大事なので。
  • root パスワード設定
  • ユーザー作成
    インストールの開始 ボタンを押す。
    image.png
    完了したら再起動

VMのファイアーウォール設定

左でVMを選択、中央でファイアウォールを選択、挿入: セキュリティグループ を選択
linux を 有効にして追加。
image.png
image.png

VMにログインしてGuestエージェントをインストール

左でVMを選択、中央でオプションを選択、QEMU Guest Agentをダブルクリック
有効にチェックを入れてOK
image.png

SSHでログインしてsu

yum -y update
yum -y install qemu-guest-agent #たぶん要らない。
shutdown

VMを選択して、 開始ボタン を押す。
SSHでログインしてsu

systemctl start qemu-guest-agent
systemctl enable qemu-guest-agent

記事作成中のBGV

布教です。

犯罪学教室のかなえ先生
【関東連続強盗】また千葉で?…止まらない関東連続強盗に官房副長官が言及する異例の事態に【かなえ先生の解説】

にじさんじのB級バラエティ(仮)
【千文】にじさんじのB級バラエティ(仮)#76【道化】

Tamaki Ch. 犬山たまき / 佃煮のりお
【#最強ノンデリ大乱闘】ノンデリ大乱闘⚖️渋谷ハル vs 長尾景 vs 熊谷タクマ🔥【犬山たまき/星川サラ/フミ/かなえ先生】

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?